2023.05.12
本稿では、キヤノンメディカルシステムズ社製CT装置に搭載されている機能である「バリアブルヘリカルピッチスキャン(variable helical pitch:vHP)を用いることで、アダムキュービッツ動脈と大動脈全体の同時評価を可能としたので、その手法を解説する。
vHPは、あらかじめ設定しておいたヘリカルピッチや撮影線量などのパラメータを、任意の範囲ごとに最大2回まで切り替えながら撮影できる機能である。今回の撮影方法では、2回フェーズが切り替わる3フェーズ設定としている。
通常のアダムキュービッツ動脈の撮影条件、および撮影範囲(図1)をそのままフェーズ2として設定し、その前後のフェーズ1および3のヘリカルピッチをできるだけ高く設定することで、フェーズ2の撮影速度の遅さを補っている(図2、3)。
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