穿通枝(perforating artery)は、基底核、視床、脳幹などの重要構造に血流を供給する非常に細い血管であり、その多くは径1 mm未満である。穿通枝は微細血管であるが、閉塞すると脳梗塞などの重篤な合併症を引き起こすため、治療戦略を立てる上で、穿通枝の有無や走行の把握は極めて重要である。
しかし、描出は容易ではなく、描出能を高めるためには、適切な撮影モードの選択や造影剤注入条件の工夫が求められる。本稿では、血管撮影におけるCBCTを用いた穿通枝描出テクニックについて概説する。
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