自然災害時において、検査医療機器が停止しても救急受入や通常外来業務を続けなければならないという医療の厳しい状況を少しでも改善できる手段として、メディカルモバイルサービスがある。
1995 年の阪神・淡路大震災では、電気設備が復旧せず救急対応時のCT検査が行えなかった。そこで、移動式CT車の必要性を受け、ヘリカルCT車の開発が行われた。現在までに計22台のCT車(写真1左)を製作し、全国にてレンタルを行っている。
2000年には、日本初・世界最小1.5T MRI車を完成し、現在までに16台のMRI車(写真1右)を製作している。
写真1:(左)15台目のCT搭載車、(右)9台目のMRI搭載車
2011年の東日本大震災では、施設構造の耐震強度により検査室の入室が禁止されたため長期間にわたりMRI検査ができず、診療への影響が大きいことから、移動式MRI車の需要が増えた。
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