近年、急性期脳梗塞における血管内治療(機械的血栓回収療法)の発展が目覚ましく、多施設共同研究(DAWN1)、DEFUSE32))では治療適応判定にCT灌流画像(CT perfusion)やMR灌流画像(MR perfusion)を用いることで、それぞれ発症6~24時間、6~16時間での血管内治療による患者予後向上が示された。
それを受けて、2018年の米国心臓協会および米国脳卒中協会(AHA/ASA)による脳梗塞急性期管理ガイドラインにおいて、発症6~24時間の急性期梗塞ではCTA+CTPあるいはMRA+DWI(+MRP)が血管内治療(機械的血栓回収療法)の患者選択に有用であるとされた3)。
本邦における「経皮経管的脳血栓回収機器 適正使用指針(第三版)」においても発症24時間以内の患者に対して、CTPでの虚血コア判定、そしてCTPあるいはMRPでの灌流異常域の評価が明記された。
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2021.01.01
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2020.12.01
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