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2020.11.01

医療AI研究と社会実装-英国のトップ研究者と世界動向を展望する-

  1. AI(人工知能)
  2. ディープラーニング
カテゴリ
対談レポート
対談
島原佑基(エルピクセル株式会社 代表取締役)/Leonardo Rundo(ケンブリッジ大学・放射線科 研究員)/韓 昌熙(エルピクセル株式会社)

 

医療においてもAIは日々存在感を増している。厚生労働省は5月に「AI活用に向けた工程表」を発表したが、AIへの期待はすこぶる高い。

社会が大きく変わる今、AIのこれからを予測し、医療の在り方を考えることは重要なことだと考えた。その道先案内をエルピクセル・島原社長にお願いした。4回の対談(本対談第3回)から、医療 AIの今とこれからを考えていただける契機となれば幸いである。

道先案内人

エルピクセル株式会社 代表取締役 島原佑基

同社は、ライフサイエンス領域の画像解析に強みを持つ東大大学院研究室メンバーが立ち上げたベンチャー企業である。医療・製薬・農業などのライフサイエンス領域に対しての画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用して、高精度のソフトウェアを開発している。

昨年10月に発売したEIRL Brain Aneurysmは、Deep Learningを活用して脳動脈瘤の疑いがある部分を検出するもので、脳MRI分野のプログラム医療機器として日本国内で初めて薬事承認を得た。

去る8月28日には、胸部X線画像から「肺がん」が疑われる肺結節候補域を検出する EIRL Chest Noduleを発売した。

今回の対談のお相手

ケンブリッジ大学・放射線科 研究員 Leonardo Rundo
ミラノ・ビコッカ大学 博士課程修了。博士(コンピュータ・サイエンス)。研究テーマは「コンピュータによる生物医学画像解析」。

米・ヴァンダービルト大学および東京大学および英・ケンブリッジ大学で訪問研究。王立癌研究基金ケンブリッジセンターと密に連携しつつ、腫瘍画像解析の研究を行っている。

機械学習とラジオミクスによる統合解析を駆使し、マルチパラメータやマルチモーダルな画像データにある患者情報を適切に組み合わせることで、個人レベルでの癌メカニズムの正確な解明を目指している。

ファシリテータ

エルピクセル 株式会社 韓 昌熙
東京大学大学院情報理工学系研究科 博士課程修了。博士(情報理工学)。

 

研究テーマは「GANによるデータ拡張」を含む、ディープラーニングによる放射線画像解析。独・ミュンヘン工科大学で交換留学。伊・ミラノ・ビコッカ大学および英・ケンブリッジ大学で訪問研究。国立国際医療研究センター病院放射線診断科 客員研究員。

医療AIの研究者として10数本の主著論文を執筆しており、医用画像研究会 平成30年度MI研究奨励賞を受賞し、University of Tokyo AI Solutions Global Competition 2019では優勝を果たした。

研究の傍ら、『カリス 東大AI博士』というAI関連のYouTubeチャンネルを運営している。

ファシリテータを買って出た韓氏は、今回の対談のお相手Leonardo Rundo氏とは友人でもあり、共同研究者でもある。

共著の医療AI論文を、10本も著している。韓氏が事前に用意した「医療AIの研究と社会実装に関する質問」について、道先案内人・島原社長とLeonardo Rundo氏の対談は進められた。

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