2025.07.25
Ziostation REVORASに新たに搭載された「MR骨抽出」機能は、CT-like imageを含むMR画像から骨構造のみを抽出することが可能である。本機能の導入により、VR画像作成に要する作業時間が大幅に短縮されるとともに、骨描出の精度も向上した。
本稿では、本機能を用いた手術支援画像への応用について、実際の臨床使用例を交えながら報告する。
現在、三次元的な骨および骨構造の画像評価にはcomputed tomography(CT)が主に使用されている。しかし、CTは高速撮影や空間分解能に優れるという利点があるが、軟部組織コントラストが低く、被ばくを伴うという欠点がある。
一方で、magnetic resonance imaging(MRI)は、被ばくを伴わずに検査可能なモダリティの1つである。近年、MRIにおいて3Dグラディエントエコー法をベースとした骨と周辺組織が高コントラストになる撮像法が開発され、CTの骨条件のような画像の描出が可能となった(CT-like imaging)。
現在はFast field echo resembling a CT using restricted echo spacing(FRACTURE)という名称で臨床に普及している1)。
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