2025年4月、横浜・パシフィコ横浜で開催された「ITEM2025(国際医用画像総合展)」は、新型コロナウイルス感染症の影響を完全に脱した「活気」にあふれるものだった。
JIRAの公式発表によれば、来場者数は昨年と同等の1万8千人を超え、Web上のアクセスも前年を大きく上回ったという。会場を歩くと、各ブースに集う人々の表情は明るく、活発な情報交換が繰り広げられていた。
また海外からの参加者や養成校の先生と学生と思われる集団もみられ「医療画像の未来が今まさに動いている」という高揚感に包まれていた(図1)。
図1:「活気」にあふれるITEM2025
今年のテーマとして取り上げられた「循環器領域を渉る」は、近年ますます注目が高まる分野である。筆者は本稿で、その技術的な全体像を俯瞰し、各モダリティを横断した潮流や変革の核心について考察する。
なお、個別技術の詳細は他の執筆者に譲るが、本稿では診療放射線技師の視点を交えながら、ITEM2025の循環器画像技術が描き出した未来像を整理したい。
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