CTは近年、時間分解能や空間分解能などの性能の向上とともに、逐次近似法や深層学習を活用した低被ばく化がすすんでいる。
このため、かつては高心拍のため検査対象になりにくかった小児心臓に対しても少ない被ばくで検査が可能となっている。
このように小児心臓へのCT応用が拡大しつつある一方で、撮影・造影の方法や画像処理の方法については一定の指針は確立しておらず、個々の施設が独自に工夫しているのが現状である。
福岡市立こども病院では、先天性心疾患に対して年間550件のCTを施行している。循環器科医・心臓血管外科医・放射線科医と相談を重ね、臨床的に有用な画像を提供できるように工夫してきた。以下に当院での撮影・処理について、簡単に述べる。
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