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2024.08.23

手術支援におけるZiostation REVORASの活用

  1. DICOMデータ有り
  2. Opening the future ~医用画像処理のネクストステージ
  3. REVORAS
  4. 手術支援
著 者
福永正明(倉敷中央病院 放射線技術部)

 

新型ワークステーションZiostation REVORASの新しい機能が、手術支援画像において威力を発揮している。その新しい機能の中から本稿は、さまざまな臓器・血管の自動抽出機能、新しい画像表示法、多モダリティ画像間の位置合わせ、画像シリーズの読み込み数と追加読み込み機能における手術支援画像に対する活用法を解説する。

 

はじめに

新型ワークステーションZiostation REVORAS(以下、REVORAS)の新しい機能が、手術支援画像において威力を発揮している。

REVORASは、computed tomography(CT)検査室、three dimensions(3D)ラボ室、magnetic resonance(MR)検査室などの画像診断センター内のほか、利用希望のあった各診療科の医局で操作可能となっている。

また、ビューモードは、手術室全室で利用可能としている。呼吸器外科では画像の読み込みから作成までの一連作業を医師が行っており、初期導入時の簡単な説明でも十分に操作ができるように開発されていると言える。

本稿は、REVORASが導入され、特に印象的であったさまざまな臓器・血管の自動抽出機能、新しい画像表示法、多モダリティ画像間の位置合わせ、画像シリーズの読み込み数と追加読み込み機能における手術支援画像に対する活用法について、肺、胃、脳、および腎臓領域における手術支援画像を例にして解説する。

 

Ziostation2とZiostation REVORASの違い

REVORASは、手術計画を行うために重要なソフトウェアとなっているため、医局や手術室で医師が自由に画像解析、観察を行える環境を構築することができるほか、Ziostation2とボタン配置が若干異なる程度であり、直感的に操作できる点が優れている。

REVORASの自動抽出精度が、Ziostation2よりも格段に向上しており、画像作成時間の短縮や解析精度の向上にも期待できる。

新しい画像表示法であるレンブラントは、光源を調整し光と影を認識することで写実的で立体感のある画像作成を実現するREVORAS独自の画像表現技術である。

レンブラントは、従来のvolume rendering(VR)よりも奥行き方向の位置関係を認識しやすくなっており、二次元画像であっても立体感をもたらしている。

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