1980年代初め、201TIから始まった心筋血流イメージングは、図1左のようなplanar画像であったが、それでも欠損つまり心筋梗塞や虚血の領域を読影して検出率は8割ほどに達していた。
その後、回転型ガンマカメラを用いたSPECT装置が登場し現在の主流となっている。1980年代後半よりSPECT装置の比較検討が盛んになされ、国内初の3検出器型SPECT装置、GCA-9300 Aが東芝メディカルシステムズ株式会社(現:キヤノンメディカルシステムズ株式会社)により開発されて、1989年に第1号機が金沢大学に導入された。
その後、心臓領域では定量ソフトウェアとしてquantitative gated SPECT(QGS)やquantitative perfusion SPECT(QPS)、そしてさまざまな心筋定量解析や心機能評価方法、さらには心臓核医学による予後評価の研究が進み、最近では人工知能(artificial intelligence, AI)の使用も増えてきた。
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2021.01.01
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2020.12.01
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