依田 潔(エレクタ株式会社)
オランダのユトレヒト大学医療センターのラーヘンダイク教授は、MRIリニアックを1999年に着想し、2000年のESTROで発表した 1) 。
開発当初からエレクタ社とフィリップス社が参画し、試作を繰り返しながら、現在に至るまで研究開発が進められてきた。2014年には、1.5 T超電導磁石と7 MVリニアックが一体化された臨床使用可能な装置が欧州と北米の7施設に研究装置として販売され、さまざまな研究成果を生み、多くの論文が出版された 2) 。
昨年、欧州と米国で薬事承認後、本年には日本に続き、カナダでも承認され、Elekta Unityという製品名で販売開始された。基本構造、磁場が線量に与える影響については、すでに解説した 3) 。
この記事は会員限定記事です。
新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です
会員の方はこちら
会員ではない方はこちら
2021.01.01
2021.01.01
2021.01.01
2020.12.01
2020.12.01