画像診断の羅針盤「ファントム開発の歴史とこれから」をテーマに6回シリーズの連載が今回で最終回となる。
各シリーズで掲載されたCT/核医学/超音波/胸部について製作に至る過程・工程と考え方がそれぞれに執筆されており、ファントム製作に並々ならぬ時間、想い、そして情熱が費やされていたことは言うまでもない。
しかしながら、個々の考え方・想いだけで製作まで至ることは不可能であり、学会や研究会などを通じてファントム製作に携わる専門家集団による同一の見解を得た時に新規のファントムが開発される。もちろん、京都科学など製作会社の協力は必須でもある。
画像診断機器を開発/製造を行う企業および診療放射線技師にとってファントムは、品質保証と精度管理/日常管理を行う“ものさし”であり欠かせない存在である。
また、ものさし自体の精度が担保されていることで画像や画質の定量評価が可能となり、質の担保された診断画像は安心した医療に繋がっている。
本稿ではファントムの必要性について“使い道”の視点から、3つのファントム開発事例を紹介する。
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