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2021.12.01

CTによる心筋ECV評価-心不全診療における役割-

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カテゴリ
臨床論文
情報提供元
尾田済太郎(熊本大学病院 画像診断・治療科)

 

心不全パンデミック

心不全パンデミックが医療の課題となっている。心不全患者の急増により医療提供体制の逼迫が懸念され、心不全に費やす医療費の増加による社会保障制度への影響も心配されている。

脳卒中・循環器対策基本法(2019年12月施行)が制定され、都道府県ごとに診療体制の整備が進められている。心不全をうまくコントロールし、持続可能な医療体制の構築が求められている。

かつては循環器診療における疾患ターゲットといえば、冠動脈疾患つまり虚血性心疾患が主であった。しかし、二次性心筋症の治療薬の開発や、弁膜症・不整脈のデバイスの発達、心臓カテーテルアブレーション治療の発達などに伴ない、虚血性心疾患・心筋症・弁膜症・不整脈などを含む心不全に疾患ターゲットが広がった。

この心不全パンデミック時代の画像診断では、冠動脈だけではなく心筋の評価も求められる。治療方針の決定に直結する情報を、シンプルな手法(簡便かつ短時間)で得られ、アクセス性・汎用性が高く、費用対効果が高く、侵襲性が低いことも求められる。

現在の循環器画像診断では、冠動脈はCT、心筋はMRI(Cardiac MRI:CMR)で見るという、一般的なツールの棲み分けがある。

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