本稿では、株式会社京都科学から販売されているdual energy computed tomography(DECT)評価用ファントムTR-J型/TR-I型の基礎技術となった「線質依存性を有する物質等価材」の開発について紹介する。
DECTが臨床に広く普及し、物質弁別、仮想単色X線画像によるコントラストの最適化、アーチファクト低減など、従来のCT画像に加えて、付加価値の高い画像が提供されるようになってきた。
これらの特性を正確に理解し、安定した成果を臨床に還元するためには、専用のファントムによる精度検証や品質管理が必須である。
新たなファントム素材の開発過程、およびその応用例を通じて、エネルギー依存性を有したファントムの重要性について、理解を深めていただける機会となれば幸いである。
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