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2024.12.23

スプリットボーラス注入法を用いたOLIF術前動静脈尿管分離1相撮影

  1. 2024 Philips CT Build Out Cup
  2. DICOMデータ有り
  3. Dual energy CT(DECT)

ご紹介頂く先生

中村 貴
宮崎大学医学部附属病院 放射線部

 

医療機器情報

CT
IQonSpectralCT(株式会社フィリップス・ジャパン)
ワークステーション
Ziostation2(ザイオソフト株式会社)
造影剤自動注入器
DualShot GX7(株式会社根本杏林堂)

 

背景

腰椎椎体間固定術(Lunber Interbody Fusion:LIF)は椎体間を安定させ、神経組織の保護や間接除圧、腰椎変形矯正などの効果をもたらし、多くの腰椎疾患に対して行われている。

特に斜め前方からアプローチするOLIF(Oblique Lateral Interbody)は低侵襲手術として広く行われている。術前に腰椎周囲における後腹膜臓器の位置や血管、尿管の走行を事前に確認することは重要である。

図1にこのプロトコルを行うに至った経緯を示す。

図1:今回のプロトコルに至った経緯

今回医師から静脈の描出をより良くしてほしいとの依頼を受け、OLIF術前プロトコルをスプリットボーラス注入法へ変更を行った。

DualEnergyCTで検査を行っているので静脈のCT値を上げるには仮想単色画像を用いれば容易であるが、仮想単色画像はすべての血管や臓器のCT値が上がってしまうため、動静脈の分離や微細な血管構造の抽出が困難となってしまう。

このプロトコルではSingleEnergyで可能な限り静脈のCT値を上げることを目的にしたものである。

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