メニュー閉じる

2024.11.22

血管撮影装置による脳動静脈奇形治療支援~術前塞栓から開頭術まで~

  1. DICOMデータ有り
  2. X線(撮影装置)
  3. 血管撮影装置

ご紹介頂く先生

柳 賢佑
東海大学医学部付属病院 診療技術部 放射線技術科

 

医療機器情報

血管撮影装置(X線撮影装置)
Innova IGS 630 (GEヘルスケア・ジャパン株式会社)
Artis Zeego (シーメンスヘルスケア株式会社)

 

技術解説

近年における血管撮影装置の進歩は、よりフレキシブルな脳血管内治療を実用化するうえで重要な役割を演じている。 当院で使用しているGE HealthCare社の血管撮影装置「Innova IGS 630」は30 cm正方形のFPDをBi-Planeシステムであり、心臓や腹部領域にも使用可能な汎用機となっている。

しかしながらその最大の特徴である付属のWork Station(WS)・Advantage Workstation (AW)の高い利便性は、特に頭部領域の治療で大きな力を発揮する。またHybrid ORで稼働するSIEMENS Healthineers社「Artis Zeego」を用いた頭部手術では、術中透視や撮影に加えCone-Beam CT(CBCT)も活用可能である。

今回、脳動静脈奇形(Arterio-Venous Malformation: AVM)における血管塞栓術および開頭手術において、血管撮影装置を用いて治療支援を行った。血管塞栓術では、GE Healthcare社独自のアプリケーションであるEmbo ASSIST(EA)によるFeeder検索の手助けを行った。

またAWを用いたMRI画像とCone-Beam CT画像の位置合わせ(Registration)と重ね合わせ(Fusion)を活用し、開頭術のための術中支援画像を作成した。さらに開頭術術中では術中に撮影したCBCTにより摘出の可否を観察した。下記に詳細を記すのでご一読願いたい。

この記事は会員限定記事です。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

  • 会員の方はこちら

  • 会員ではない方はこちら

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。