メニュー閉じる

2024.01.26

MRIを用いたCT-like imageによる整形外科術前シミュレーション

  1. 3D-FFE法
  2. DICOMデータ有り
  3. FRACTURE
  4. MRI

ご紹介頂く先生

村山大知
東千葉メディカルセンター

 

医療機器情報

MRI
Ingenia CX 3.0T(株式会社フィリップス・ジャパン)
ワークステーション
Ziostation2(ザイオソフト株式会社)

 

はじめに

マルチスライスCTによる3D-CTも徐々に臨床応用が広がり、三次元情報が客観的に把握できるvolume rendering(VR)画像は、日常のルーチン検査の一環で作成されるようになっている。しかし、3D-CTは、軟部組織コントラストが低く、被ばくを伴うという欠点がある。

MRIは高い軟部組織コントラストを活かした撮像が特徴であるが、それに加えて、Fast field echo resembling a CT using restricted echo spacing(FRACTURE)という3D fast field echo(3D FFE)法をベースとしたマルチエコー法を使用した撮像法により、骨および腱を描出したCT-like imageを取得できるようになった。

当院では、FRACTUREの特徴をさらに生かすため、VR画像の作成を行うことで、主に整形外科用の術前シミュレーションとして積極的に使用されている。

特に、四肢などの関節部における骨および腱の位置関係把握やヨード造影剤が禁忌である患者で3D-CT angiographyが困難な場合の非造影MR angiography(MRA)とFRACTUREとのフュージョンなど幅広い部位に対する術前シミュレーションとして活用されている。

今回は、FRACTUREを用いたVR画像作成に関する技術解説を行う。

この記事は会員限定記事です。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

  • 会員の方はこちら

  • 会員ではない方はこちら

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。