心臓CT撮影において想定外の不整脈が出現すると、曝射タイミングがずれ、目的としていた心位相にX線が曝射されず静止画像が得られない場合がある。
そこで今回、想定外の不整脈等の出現により心電図同期再構成で静止画像が得られなかった場合の解決手段の一つとして、心電図非同期再構成に切り替えることによる再構成位相範囲の拡大という手法を解説する。
前提として本手法は想定外の不整脈等により曝射タイミングがずれてしまい、静止画像が得られなかった際に試みるいわば非常時の打開策であり、この手法を前提として最初から撮影するということはないということをご理解ただきたい。
本手法についてProspective CTA法で心位相69~80%収集を行った水ファントムの撮影データを用いて解説する。なお、解説中にある[開始時間,終了時間]の入力時間は今回の撮影条件に限られたものであり実際に入力する時間は個々の症例の条件によって異なる。
この記事は会員限定記事です。
新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です
会員の方はこちら
会員ではない方はこちら
2025.08.22
2025.08.22
2025.08.22
2025.08.22
2024.12.23