2023.06.27
骨転移のなかでも、脊椎への転移は最も頻度が高い。CTは骨石灰化を高感度に検出できるため、骨破壊を伴う溶骨性の骨転移の診断に優れているが、骨破壊を伴わない造骨性骨転移は診断が難しく、見過ごしやすいという問題点がある。
Virtual non-calcium image(VNCa)は、Dual Energy CTで作成される物質分解画像の一つで、水の成分を強調し、カルシウムの成分を除去して得られる密度画像である。そのため、計測して得られる値は水の密度値となる。
近年VNCa画像を用いた骨転移の描出に関する報告が増えているが、密度値などを用いた定量評価に関する報告はない。
そこで本研究は、造骨型転移性椎体腫瘍および正常椎体の密度値を測定し、水密度値の比較およびカットオフ値を算出することを目的とした。
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