メニュー閉じる

2022.07.13

転移性骨腫瘍に対するDECTを用いたCTガイド下生検術

  1. Aquilion
  2. CT
  3. Dual energy
  4. 乳がん
  5. 骨転移

ご紹介頂く先生

遠藤和之
東海大学医学部付属八王子病院

医療機器情報

CT
Aquilion ONE PRISM Edition(キヤノンメディカルシステムズ株式会社)

技術解説

骨生検は原発性骨腫瘍の組織診や転移性骨腫瘍の診断、骨腫瘍と感染の鑑別等を行うことを目的としており、CTガイド下で行うことでより安全に施行可能である。

また、骨生検の組織診断には、細胞密度が高い検体を確実に採取することが重要であり、Kaichiらの報告では、悪性度の高い脳腫瘍(glioma)では腫瘍細胞密度が高く、電子密度も高くなることが報告されている。

このことから、CTガイド下のリファレンス画像としてSpectral Scanの電子密度画像を用いることで、細胞密度の高い検体を採取することが可能になるのではないかと考えた。

まず、正常骨髄と転移性骨腫瘍を有する症例にて電子密度に違いが生じるかを検討した。対象は脊椎圧迫骨折が疑われ、Spectral Scanが実施された患者とし、左右の腸骨と仙骨にROIを設定し、電子密度値の測定を行った(図1)。正常骨髄においては、腸骨、仙骨ともに左右の電子密度値に有意差は認められなかった(図2)。

 

 

この記事は会員限定記事です。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

  • 会員の方はこちら

  • 会員ではない方はこちら

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。