新型コロナウイルス感染症の拡大により、われわれの日常生活のみでなく、医学教育、医療も大きく様変わりした。
医学部の大教室での対面の授業は突然web講義となり、現在も継続中である。
部活動や新入生の勧誘、コンパ、教員による飲食を伴う学生の指導会も行うことができない。
病院内で実習を行うstudent doctorの資格をもつ医学部学生の臨床実習は再開されたが、大人数でのリアルのカンファランスは開催できないなど制限がある。学内の会議もweb会議がほとんどである。
われわれの学会、研究会の活動も大きく影響されている。
年明けの3月以降に予定されていた学会、研究会は中止、延期あるいはweb開催となった。学会の委員会、理事会も延期あるいはweb開催となった。
コロナ禍によるこれらの変革で、新しく確立された形は良い点もあるため100%元の形に戻ることはないであろう。
本稿では、学会、研究会のこれまでの経験を述べ、今後の在り方についての考えを述べる。次に、私が2019年、第55回日本医学放射線学会秋季臨床大会を大会長として主催させていただいたことを振り返り、現在会長として準備中の2021年、第61回日本核医学会学術総会についての展望を述べる。
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