働き方と価値観の多様化により、仕事と個人の生活を両立する「ワークライフバランス」の考え方は広く浸透しつつあります。
医学生全体に占める女子学生の割合は年々増加し、女性医師は今後増加するものと考えられ、女性医師の仕事と家庭の両立支援が可能な職場環境の整備がより一層必要となりますが、男性の育児・家事参加も以前と比較し一般的になってきております。
また、子育てだけでなく、介護、自身の健康問題など、さまざまな状況に置かれうることを考えると、性別で考える時代は終わり、医師それぞれに対してワークライフバランスに配慮した職場環境の整備が求められます。
一方、国民の健康を守るために、診療に必要な医師の確保や診療の質の担保は不可欠です。「医師の望ましい働き方」と「患者に必要な医師/医療の確保」のバランスが重要ですが、特に、宮崎県のようにもともと医師が少ない地域では難しい課題であり、人材の確保・育成・活用のマネジメントを上手に行うことが必要です。
本稿では、地方大学の放射線科教室を運営する立場としての考えや目標を述べたいと思います。
宮崎大学医学部附属病院 外観
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