2025.01.10

質の低い睡眠は脳年齢の老化と関連する

カテゴリ

神経疾患
原文タイトル

Association of Self-Reported Sleep Characteristics With Neuroimaging Markers of Brain Aging Years Later in Middle-Aged Adults
ジャーナル名

Neurology
年巻号ページ番号

2024 November, Neurology 103: e209988
著者

Clemence Cavailles
所属

From the Departments of Psychiatry and Behavioral Sciences, University of California, San Francisco, CA, USA

背景

睡眠障害は、思考力・記憶力の低下と関連すると考えられており、認知症の潜在的リスク因子の一つとして研究が進められている。
アメリカUniversity of California, San FranciscoのCavaillesらは、観察縦断コホート研究CARDIA studyの補助的研究として、参加者（n=589）に対し、ベースライン時と5年後に睡眠に関する質問表調査を行い、15年後に実施された脳MRIにおける脳年齢との関連を検討した。
睡眠不良特性は、6つの特性（短時間睡眠・質の悪い睡眠・入眠困難・睡眠維持困難・早朝覚醒・日中の眠気）をいくつ満たすかによって分類され、脳年齢は、加齢に伴う脳の萎縮をベースに機械学習アプローチを用いて決定された。

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