2025.01.10

世界最高磁場、11.7テスラのIseult MRIが生体での脳画像撮影に成功

超高磁場MRI

カテゴリ

その他
原文タイトル

In vivo imaging of the human brain with the Iseult 11.7-T MRI scanner
ジャーナル名

Nature Methods
年巻号ページ番号

2024 November, Nat Methods 21: 2013
著者

Nicolas Boulant
所属

NeuroSpin, CEA, CNRS, Paris-Saclay University, Gif-sur-Yvette, France

背景

Iseultプロジェクトは、フランス原子力委員会によって2001年に開始された、11.7テスラのMRI（核磁気共鳴画像）の開発を目指したプロジェクトで、2019年に初めて目標の磁場強度に到達し、2021年には初めて（カボチャの）画像撮影に成功した。
フランスParis-Saclay UniversityのBoulantらは、2023年、Iseult MRI初のin vivo脳画像撮影を行うため、11.7テスラ群と磁場をオフにした0テスラ群、各20名の健康被験者を募集し、生理学、前庭系、遺伝毒性、行動のレベルでその安全性を検証した。

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