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2024.02.09

MRIにいろいろなものを飛ばしてみる:BMJクリスマス研究

  1. MRI
  2. 医療安全

背景

磁気共鳴画像(MRI)は、超伝導電磁石を用いて被験者に強い磁場(通常は1.5Tあるいは3T)を与えることで三次元情報を得る画像検査であるが、発生する強い磁場により磁性体が吸着される事故がしばしば発生する。
2023年には、MRI室内に持ち込まれた拳銃が磁場によって暴発した死亡事故が起こるなど、MRIの吸着は重大な結果を招きうる医療事故であるが、報告は挿話的なものが多く、体系的な検証は行われてこなかった。
シンガポールNational University HospitalのOngらは、臨床用の3TMRIスキャナ内にアクリル製チューブと、弾丸による組織損傷をシミュレートするために開発された弾道ゼラチンを設置し、スマートフォン・ペンライト・聴診器・ハサミ・クレジットカード・硬貨・カトラリー、オフィスチェアなど、12種類の物質を稼働するボアへとゆっくりと(毎秒5 mm)近づけ、どの時点で吸着による自走が起こるか、また弾道ゼラチンをどのように損傷させるかを検証した。

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