2023.08.25

タウPETを臨床検査に組み込み、診断をさらに確実に

カテゴリ

神経疾患
原文タイトル

Clinical Utility of Tau Positron Emission Tomography in the Diagnostic Workup of Patients With Cognitive Symptoms
ジャーナル名

JAMA Neurology
年巻号ページ番号

2023 July, JAMA Neurol 80: 749
著者

Ruben Smith
所属

Clinical Memory Research Unit, Department of Clinical Sciences, Lund University, Malmö, Sweden

背景

タウタンパク質はアルツハイマー病の症状発現に関与する。これを視覚化する陽電子放出断層撮影（PET）トレーサーが複数登場しているが、臨床診断プロセスにタウPETを組み込むことの付加的価値は？
スウェーデンLund UniversityのSmithらは、同国の物忘れクリニックで認知障害を有する患者を対象とした前向コホート研究を行った。患者（n=878, 平均71歳）は、臨床検査・病歴・認知機能検査・脳MRI・脳脊髄液マーカーを含むベースライン検査に加えて、タウPET（[18F]RO948）検査を受け、PET検査受診の前後で診断・処方がどのように変化したかを検証した。

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