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2020.08.28

フィリップス、血管撮影装置「Azurionシリーズ」に対応した次世代モデルのプラットフォーム「Azurion R2.1(アズリオン)」発売

  1. Azurion
  2. SmartCT
  3. X線撮影装置
  4. 画像解析システム(ソフト)
カテゴリ
新製品・新機能
情報提供元
株式会社フィリップス・ジャパン

 

株式会社フィリップス・ジャパンは、血管撮影装置「Azurionシリーズ」に対応し、フィリップスの血管撮影装置として初の日本語に対応した次世代モデルのプラットフォーム「Azurion R2.1」、徹底したユーザビリティ評価によって、3D画像の操作性、計測や解析機能を向上させた新アプリケーション「SmartCT」、広角パネルを搭載し多様な症例に対応できる血管撮影装置「Azurion 5シリーズ」の3製品を9月1日(火)より販売開始する。

「Azurionシリーズ」は、2017年に日本で発売されて以来、虚血性心疾患等のカテーテル治療時に使用される、より患者への負担が少ない新世代I V R対応血管撮影X線診断ソリューションとして日本国内で200台以上導入されている。

日本国内では、脳内血管治療の件数が年々増加しており、特に脳卒中への対応が喫緊の課題になっている。

2019年には脳卒中ガイドラインが追補され、脳卒中治療をする上での施設基準や治療基準の整備が進められている。

フィリップスでは、新プラットフォーム「Azurion R2.1」と新アプリケーション「SmartCT」が実現する、撮影データを即座に取得し、複数の撮影アプリケーションを一つのフォーマットで使用できる利便性がある。

さらに現在脳外科、放射線科のカテーテル治療には必要不可欠なイメージング技術である3D血管画像、CTライクイメージをタッチ式操作パネルによる直感的な操作性を提供することによって、術者のパフォーマンスを高め、治療のワークフローの改善に貢献、脳卒中をはじめとする複雑な血管内治療をサポートする。

■「Azurion R2.1(アズリオン)」の製品特長
血管撮影装置「Azurionシリーズ」に対応した次世代モデルのプラットフォームで、フィリップス血管撮影装置では初の日本語に対応した。

1)タッチ式操作パネル「Touch Screen Module」採用で、直感的な操作性を実現
ベッドサイドに設置可能な「Touch Screen Module(タッチスクリーンモジュール、以下TSM)」で、3Dイメージの操作・解析を行なえるようになった。

3D血管画像やCT ライクイメージを、術者やカテ室内スタッフが手元の操作パネルで確認できるため、術前、術中、術後のフローを一貫して管理できる。

2)X線非照射でも3D画像取得時の中心位置を合わせる「Zero dose Iso-centering」
術中に撮影した画像を元に、3D血管撮影、CTライクイメージ撮影のアイソセンターポジションの位置を示し、被ばくなく撮影位置のポジショニングが可能な「Zero dose Iso-centering(ゼロドース・アイソセンタリング)」機能を追加した。

3)ライブ画像に指先で直接書き込める描画ツール「Marker tool」
「Marker tool(マーカーツール)」は、手元の操作パネル(TSM)上で指先やマウスを使ってライブ画像上に血管・ステント等の形状を描画することができる。画像をズームしたり、動かすこともできるので、スムーズな操作性を実現する。

4)フィリップスのイメージングシステム「IntraSight」が統合され、操作性がさらに向上
冠動脈治療に使用される、iFR(瞬時血流予備量比)、FFR(冠血流予備量比)といった生理学的指標、IVUS(血管内超音波)の血管画像診断が統合されたフィリップスのイメージングシステム「IntraSight(イントラサイト)」を、「Azurion」の操作パネル(TSM)でも利用できるようになった。

ベッド周りが整理されるとともに、「Azurion」と「IntraSight」を同一パネルでシームレスに切り替えて操作することで、ワークフローの効率化が期待できる。

■「SmartCT(スマート・シーティー)」の製品特長
これまでよりも簡単な操作性を実現し、3D画像の計測や解析機能が向上した新アプリケーションである。

可視化されたガイダンスと人間工学的なユーザインタフェイスによって、3Dのセッティング、取得、解析の一連の操作が直感的に行える。全4種類で構成。

1)SmartCT Angio(スマート・シーティー・アンギオ)
高速回転撮影画像からの3 次元再構成による3D血管撮影アプリケーション。

2)SmartCT Roadmap(スマート・シーティー・ロードマップ)
SmartCT Angioで得られた3D血管情報をライブ透視画像にオーバーレイし、複雑な血管の走行を正確に安全に3Dナビゲーションする。

3)SmartCT Soft Tissue(スマート・シーティー・ティシュー)
回転撮影画像からの3D再構成によるCTライクイメージングアプリケーション。

4)SmartCT Vaso(スマート・シーティー・ベイゾ)
回転撮影画像からの3D再構成による高分解能CTライクイメージングアプリケーション。

■「Azurion 5 シリーズ(アズリオン)」の製品特長
対角20インチの検出器を搭載し、高画質を提供することができる。20インチの広い視野と8段階の視野サイズの選択によりあらゆる領域をカバーするとともに、多彩な角度からのアクセスもサポートしている。

さらにフィリップスの優れた画像処理技術により、頭部、腹部、心臓領域から末梢血管までを明瞭に描出することが可能である。

「Azurion 5シリーズ」は、天井走行式の「C20」と床置き式の「F20」がある。

図2:Azurion 5 C20

Azurion 5 C20

図3:Azurion 5 F20

Azurion 5 F20

関連先リンク:https://www.philips.co.jp

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