2026.07.15
富士フイルムメディカル、超音波画像診断装置「Sonosite MT Ver1.2」提供開始 血流量自動計測機能を新たに搭載し、迅速かつ再現性の高い血流量評価を支援
富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原芳博)は、超音波画像診断装置「Sonosite MT(ソノサイト エムティ)」の新バージョン「Sonosite MT Ver1.2」を7月15日より提供開始する。
2025年12月に発売した「Sonosite MT」は、直感的でわかりやすいオールタッチ操作を可能とするユーザーインターフェースや、臨床モニター、操作パネルを備え、麻酔科や整形外科をはじめとする多様な医療現場で活用されている。
今回発売する「Sonosite MT Ver1.2」では、「FC1(エフシーワン)*1」で培った「Auto Volume Flow」を基に開発した血流量自動計測機能「Volume Flow Assist(以下、VFA)」*2を新たに搭載した。従来、7つのステップを要していた血流量計測をワンボタンで可能とし、ドプラ波形から平均血流速度を算出するとともに、Bモード画像から血管断面積を計算し、血流量を自動表示する。操作ステップの簡略化により、検査時のプローブのブレを抑制し、よりスピーディーかつ的確に、再現性の高い血流量計測を支援する。「VFA」は、2017年に発売したラップトップ型超音波画像診断装置「FC1」に搭載され、好評いただいていた「Auto Volume Flow」機能を進化させたもので、透析分野におけるシャント血流量の定期評価に寄与する。
慢性腎不全患者に対し行われる透析治療の現場では、患者の高齢化・透析期間の長期化に伴い、バスキュラーアクセス(シャント)の適切な管理が重要性を増している。近年では、エコー装置の小型化・高機能化により、穿刺時のガイド、定期的なシャントの形態・機能評価、さらに閉塞・狭窄が発生した際のVAIVT(PTA)*3に至るまで、様々な場面における血管観察でエコー装置が活用されている。
「Sonosite MT Ver1.2」に搭載された「VFA」は、2025年度に日本超音波医学会が公表した【超音波によるバスキュラーアクセスの標準的評価法 2024】に基づき性能検証されており、標準的評価法を踏まえた血流量の定量評価を可能にする。
さらに、麻酔科領域で好評をいただいているSONOSITEシリーズ*4の特長である高い描出能により、神経や針先の視認性を確保し、透析領域においても、穿刺手技の可視化をサポートする。
富士フイルムメディカルは、今後も独自技術を生かし、医療現場のニーズに応える幅広い製品・サービスの提供を通じて、さらなる医療の質・効率・安全性の向上、人々の健康の維持・増進に貢献していく。
記
1.品名
販売名:Sonosite MTシリーズ
一般的名称:汎用超音波画像診断装置
認証番号:307AABZI00045000
2.提供開始日
2026年7月15日
3.主な特長
【Volume Flow Assist機能】
- 短軸・長軸それぞれのスキャンに応じた自動計測機能をワンボタンで起動可能
- 短軸血管トラッキング:血管の深さと径をリアルタイムで表示し、エコーガイド下穿刺の支援や血管径の迅速な把握が可能。
- 長軸Volume Flow Assist:
ドプラ波形から平均血流速度を算出するとともに、Bモード画像から血管断面積を算出し、上腕動脈における単位時間当たりの血流量を自動計測する機能。
また、ドプラ波形表示に必要なスケール、ベースライン、ステアリング角度、サンプルゲート、ドプラ角度補正などの各種パラメータは自動調整され、シャント血流量評価を支援する。
【Sonosite MTの特長】
- 耐久性に優れた設計:過酷な臨床環境での使用を想定した設計により、安定した稼働と高い信頼性を確保。本体およびプローブには5年間の保証*5を付帯。
- 優れた画像性能:多様な患者に対応し、診断精度の向上に寄与する高解像度かつ鮮明な画像を提供。
- 高いモビリティ:小型・軽量設計により、さまざまな医療現場での持ち運びに対応。
オールタッチパネル設計:シームレスなタッチパネルにより、直感的な操作性を実現。 - リスク管理および感染対策:モニターおよび操作パネルをフルフラット構造とし、清掃・消毒を容易にすることで感染対策に配慮。
*1 名称:FUJIFILM FC1(エフシーワン) 販売名:FCシリーズ 認証番号:226AABZI00003000
*2 オプション機能
*3 VAIVT(PTA):「Vascular Access Interventional Therapy」経皮的シャント拡張術
*4 FUJIFILM SonoSite,Inc.が製造する超音波画像診断装置全般を指す。
*5 お客様の過失による故障は保証対象外。
▪問い合わせ
富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部
E-mail:shm-fms-hansoku@fujifilm.com
-
2026.09.03
-
2026.09.01
日本ストライカー 膝靱帯再建術用固定デバイス「ProCinch」を発売 前十字靱帯再建術に本格参入し、スポーツメディスン領域を強化
-
2026.08.27
エレクタ、兵庫医科大学病院にて「Elekta Evo リニアックシステム」日本初治療を開始へ―次世代放射線治療、国内で本格始動―
-
2026.08.27
-
2026.08.26
富士フイルム、X線骨密度測定装置「FBD Coaccula(エフビーディー コアキュラ)」新発売 AI技術を活用して開発した自動解析機能により、骨密度検査のワークフロー効率化に貢献


