ブレインラボ株式会社(本社 東京都港区)は、体表面画像誘導装置「ExacTrac Dynamic® Surface」の製造販売承認を 2024年8月7日に取得した。
ブレインラボは、放射線治療患者位置決め・モニタリングシステムExacTrac Dynamic®シリーズの新製品として「ExacTrac Dynamic® Surface」の販売を開始した。
ExacTrac Dynamic® Surfaceは、世界中で300台以上が導入されているExacTrac Dynamic®シリーズのSGRT専用モデルで、ExacTrac Dynamic®と同型のサーマル・サーフェスカメラを搭載している。本システムは、ブルーライトで構造化パターンを患者体表面に照射し、同じユニットに搭載された2台の3Dカメラシステムによりポイントクラウド(*イメージ図参照)としてデータ化される。
シングルユニット設計により、ガントリによって視界が遮られることがないため、照射中も常に患者をトラッキングすることができる。さらに、体表面ポイントはサーマルカメラにより取得された熱シグネチャーで補強され、高いフレームレートと精度の向上を実現する。
ExacTrac Dynamic® Surfaceは、高いフレームレートとトラッキング精度を提供するだけでなく、放射線治療部門全体の標準化を実現する。各リニアックにExacTrac Dynamic® Surfaceを導入することで、標準化されたワークフローで、共通の使いやすいインターフェイスを、短時間で習熟することができる。共有サーバーにより、患者の治療計画をリニアック間で移動できるため、より効率的な治療を実現する。
また、ExacTrac Dynamic® Surfaceは、高精度放射線治療やフィデューシャルマーカー治療用のX線画像誘導が可能なExacTrac Dynamic®にアップグレードすることも可能である。これにより、適用症例が拡大し、さらに多くの患者の治療につながる。
【製品概要】
一般的名称:放射線治療シミュレータ
販売名:エグザクトラック (医療機器承認番号:22200BZX00108000)
【ブレインラボについて】
ブレインラボでは、診断から治療までの医療ワークフローをデジタル化し、医療従事者と患者により良い治療の可能性を提供している。私たちの革新的なデジタル・エコシステムは、世界120か国、6,300の病院で最新の医療技術の基盤を形成している。
ミュンヘンを拠点とするブレインラボは、35年以上にわたり医療技術の最前線に立ち、世界25か所の拠点で、医療バリューチェーン全体にわたる専門知識を持つ約2,500人の従業員を擁している。
ブレインラボ株式会社 https://www.brainlab.com/ja/
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