メニュー閉じる

2022.08.04

シーメンスヘルスケア、フォトンカウンティング搭載の次世代CT「NAEOTOM Alpha」、画像検査・診断専門クリニック「メディカルスキャニング」で稼働開始

  1. CT
  2. NAEOTOM Alpha
  3. フォトンカウンティングCT

シーメンスヘルスケア株式会社(以下 シーメンスヘルスケア)は、日本初※1のフォトンカウンティング検出器を搭載した次世代 CT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」の国内 2 台目の導入が、メディカルスキャニング東京となったことを発表した。

「NAEOTOM Alpha」を導入することにより、幅広い患者へ迅速で精密な検査・診断による最適な医療を提供し、医療経済の効率化と地域医療へのさらなる貢献ができればと考える。なお、メディカルスキャニング東京では、本製品を使用した診断は2022年8月1日より開始している。

販売名:ネオトム Alpha「NAEOTOM Alpha」
(認証番号:304AIBZX00004000)

 

「NAEOTOM Alpha」は、Siemens Healthineers AG(ドイツ・エアランゲン)が、半導体メーカである株式会社アクロラドとの 15 年の研究開発の末、実用化された。

高齢化社会の進行とウイルス感染症などで日々切迫する日本の医療現場において、病気の早期発見や正確な診断、患者の負担軽減などへの貢献が期待されている。

メディカルスキャニングは、画像検査・診断専門クリニックとして首都圏に37ヵ所展開し、大学病院・基幹病院・地域のクリニックより、年間約 50 万件の検査依頼を受けている。

今回のメディカルスキャニング東京への「NAEOTOM Alpha」導入は、「患者様の身体的・精神的・経済的負担を少なく、医療連携を通じて地域の医療に貢献したい」という想いを、さらに推進するための一助となることを期待し、決定された。

メディカルスキャニングの高木誠 理事長は、以下のように述べている。

『この最新のフォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha」を活用することにより、すべての診療科の先生方に、より詳細な診断画像を提供していきたいと考えています。また、研究を行う医師の皆さまにも、メディカルスキャニング東京に導入されたフォトンカウンティング CT を広くご活用いただくことで、新たな医療の発展につながるように願っております。』

シーメンスヘルスケア ダイアグノスティックイメージング事業本部 事業本部長 桜井悟郎は、以下のように述べている。

「メディカルスキャニング東京へのNAEOTOM Alpha導入を決定いただいたことを光栄に思います。この導入により、高性能な画像診断を必要とする患者さんへ、迅速で適切な医療貢献が進むことを期待しています。」

シーメンスヘルスケアは、画像診療にブレークスルーをもたらすことが期待される「NAEOTOM Alpha」を通して、日本の医療従事者の方々と共に、ひとりでも多くの検査を受ける方が質の高い医療へアクセスできるよう取り組み、日本の CT 装置の活躍の場を拡げていく。

「NAEOTOM Alpha」について

本製品は、Siemens Healthineers がアクロラドとともに開発した「フォトンカウンティング検出器」を搭載している。主に被ばくを低減しつつ、高分解能な画像を臨床利用できるという点で、従来のCT装置から大きなイノベーションを果たした。

フォトンカウンティング検出器は、従来の検出器のようにX線光子を可視光に変換するのではなく、各X線光子と、そのエネルギーレベルを直接検出するため、より少ない放射線量で高解像、かつ有用なデータを提供することができる。

また、被ばくを抑えることができるため、患者や検査を受ける方の負担を減らしつつ、正確で包括的な検査が可能となる。その応用範囲は、腫瘍や心臓の診断から肺のフォローアップ検査まで、幅広く多岐にわたる。

左:「NAEOTOM Alpha」で撮影した頭部血管(エラスムスメディカルセンター提供)
右:「NAEOTOM Alpha」で撮影した心臓における石灰化除去(サウスカロライナ医科大学提供)

「NAEOTOM Alpha」の詳細: https://www.siemens-healthineers.com/jp/computed-tomography/photon-counting-ct-scanner/naeotom-alpha

※1 同社調べ

メディカルスキャニングについて

メディカルスキャニングは、MRI・CTの画像検査・診断を行うクリニックおよびネットワークである。迅速な検査、クオリティの高い画像、そして正確な画像診断をモットーとし、首都圏に37ヵ所を展開している(2022年8月現在)。

各メディカルスキャニングでは、最新鋭の機器を用い、経験豊富な専門技師※2 が撮影にあたり、専門の医師※3 がダブルチェックで画像診断を行う。自由診療の検診の場合、万が一、病気が見つかった場合には、それぞれの病状に合わせた専門病院を紹介する。

性能の良い機器で検査・診断し、その結果をみんなで利用するという選択肢は、患者の負担(金銭、時間、不安)も小さく、医療経済的にもよく、地域医療のお役にも立てるのでは、という共通の「思い」でスタートし今日に至っている。

「患者さんの視点から医療の普及の一端を担いたい。患者さんに選択肢を提供したい。」という理念で、医療連携を通じて地域の医療に少しでも貢献できるよう目指している。
https://www.medicalscanning.net/

※2 厚生労働省 診療放射線技師
※3 公益社団法人日本医学放射線学会 放射線科専門医

▪問い合わせ
シーメンスヘルスケア株式会社
https://www.siemens-healthineers.com/jp

TOP

「映像情報Medical」サイトへのアクセスありがとうございます。

本サイトは、国内の医療関係者(医師、技師、看護師等)を対象に、
様々な情報を提供させていただくことを目的としております。

新規会員登録・コンテンツの閲覧は無料です

一般の方や、国外の医療関係者に対する情報提供を目的としたものではないことをご了承ください。

あなたは医療関係者ですか?

映像情報Medicalのご利用にあたってをご確認の上、対象の職種をクリックしてください。
 
医療関係者でない場合は、会社概要ページへお進みください。