株式会社フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は、Ingenia 3.0T(インジニア3.0テスラ)」から3.0T最上位機種である「Ingenia Elition X(インジニア エリションエックス)」へアップグレードが可能な「SmartPath to Ingenia Elition X」の販売を9月1日(水)より開始する。
「 SmartPath to Ingenia Elition X」は、既存の「Ingenia3.0T」をハイエンド装置である「Ingenia Elition X」に変更することができるプログラムである。このプログラムにより、「Vegaグラジエント」と「SmartWorkflow」ソリューションが実装される。
「Vegaグラジエント」は、高いパフォーマンスを発揮し、新たなレベルの高画質化を提供する。また、「SmartWorkflow」ソリューションは、タッチレスの呼吸同期システム、患者のセットアップガイダンス、検査室内でのスキャン開始など、検査のパフォーマンスを向上させる。
さらに、高速化技術である「Compressed SENSE」は、2D、3D撮像および、すべての領域に対し、最大50%の高速化※1を実現させ、「Ingenia Elition X」のパフォーマンスをさらに向上させることが可能となる。
「SmartPath to Ingenia Elition X」では、既存の「Ingenia 3.0T」 のマグネットを残し 、 システムを 「Ingenia Elition 3.0T」に変更することにより、 新規にシステムを購入するよりも高い投資効果が得られる。さらにダウンタイムを大幅に削減し、 TCO( 総保有コスト) の改善が期待できる※2。
「Ingenia Elition X」に搭載される「Vegaグラジエント」コイルは、緻密に計算されたコイルデザインとダイレクトクーリングにより、渦電流の改善や高い排熱性を可能にし、シグナルロスの軽減や短時間撮像、そして高空間分解能化を可能にする。
従来と比較して60%※3の空間分解能の向上が期待できる。また、渦電流を最小限に抑えるグラジエントデザインにより、Diffusion のイメージングにおいて30%の撮像時間短縮と、70%のコントラスト分解能の向上※4を可能とする。
「SmartWorkflow」ソリューションが患者中心の効率化された検査環境を提供する。
タッチレス呼吸同期システム、自動センタリング、患者に安心感を与えるガイダンス機能、自動化された撮影オペレーションを代表とするワークフロー改善機能、寝台上の快適性を改善する「ComfortPlus Mattress(コンフォートプラスマットレス)」などにより、不安や苦痛といった患者が受ける検査中のさまざまなストレスから解放し、一貫性の高い検査を可能とする。
最新の高速化技術であるCompressed SENSEは、イメージクオリティを損なうことなく最大50%の撮像時間短縮※5を図れる。
また、撮像時間を延長せずに60%の空間分解能向上※3を図ることもでき、限られた検査時間の中で確信度の高い画像診断を行うためのさまざまなニーズに対応することができる。
頭部、腹部、整形、心臓領域における解剖情報を得るための2D、3D撮像およびダイナミック撮像など、ルーチン検査での幅広いニーズに対しシームレスな対応を実現する。
※1 Compressed SENSEを併用しない撮像と比較した場合
※2 システムを新規導入する場合との比較を推定している。結果は異なる場合がある。
※3 Ingenia3.0Tと比較した場合
※4 Ingenia3.0T R5.3と比較した場合
※5 Compressed SENSEなしのフィリップススキャンと比較した場合
関連先リンク:https://www.philips.co.jp/
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