全身用X線CT診断装置　Revolution Apex Elite

機能説明

更なる高画質・高精度Dual Energy kVのスイッチングにシンクロさせてmAをリアルタイム変調し、高kVと低kVの画質を合わせることで更なる高画質を実現。特に低keV単色画像やヨードマップでの定量性・定性性がさらに向上します。

X線管球の常識を覆す新時代のワークフロー X線管球の温度を常に最適な状態に保つ最新技術を搭載。
クーリングもウォームアップも必要としない新時代のワークフローへ。
検査効率の向上や、緩急などの急を要する検査への迅速な対応が可能となります。

Dual Flat Emitter cathode 従来の4倍の表面積のフラットエミッタにより冷却効率、電子放出面積が大幅に増加。
70,80kVなどの低管電圧においても1,200mA以上の高出力を実現します。低管電圧撮影でもノイズを抑えながら、コントラストのついた高画質を提供します。

Wide-view anode 160mmのワイドカバレッジ、且つヒール効果が少なく均一なエネルギースペクトルでの高出力を実現。より高精度なOne volume scan、灌流画像4DCT検査を実現します。

Liquid bearing 液体金属を用いたベアリングにより、摩擦や負荷を低減。
X線管球の長寿命化と安定した高出力を実現します。

画像再構成の変遷とTrueFidelity Image 　

CT画像の課題解決を目指して 　

TrueFidelity DL X GSI Thin Sliceや低keV、大柄な体型など、ノイズの増加が懸念される条件においても、安定した高画質を提供することで、デュアルエナジー検査のメリットをより多くの検査で使用可能となります。このデュアルエナジーでのディープラーニング再構成法TrueFidelity GSIは、昨今CT検査にも期待されている「性状評価」や「定量化」にも有用であり、診断・治療・研究に貢献します。

高画質なデュアルエナジー画像をいつでも診れる画像再構成フロー GSI(Fast kV switching方式)で収集された2つの生データは、各々が通常のCTと同程度のビュー数を有しています。この生データからデュアルエナジーの基準となる水とヨードの画像再構成を行います。この際にTrueFidelity GSIを用いることで、従来よりさらに高品質なTFI-GSIデータセットを得られます。このデータセットがあれば、生データを必要とせず、GSIビューワーなどで診断に必要な情報を撮影時にリアルタイムにストレスなく得ることが可能です。

One Beat Cardiac For any heart rate 4つの最新鋭機能によりいかなる心拍状態でも約1心拍の撮影で良好な画像を取得
βブロッカー未使用・夜間検査対応

SnapShot Freeze2.0 冠動脈、大動脈弁、僧帽弁、心筋などの心臓全体のモーションを抑制した画像により、非侵襲的な治療、フォローアップに貢献します。

How does it work 　

Whole heart 4D SnapShot Freeze2.0は心臓全体の、そして全心位相でのモーションアーチファクトの低減が可能です。
心臓全体の4D情報(Whole Heart 4D)を取得することにより、PCI術前/術後の評価だけでなく、TAVIやMitraClipなどの非侵襲的なカテーテル治療、及び「自己弁温存手術」「大動脈弁形成術」など外科的手術の安全施行に貢献します。

Fastest Rotation Scan 　

ECG-less Cardiac Scan 　

Gemstone Clarity Detector 　

160mm wide volume & 3D collimator 　

HyperDrive & Smart Flexible Scan 　

Effortless Workflow with DL Camera ・AI技術を採用することにより様々な患者の自動位置決めが可能
・自動位置決めにより検査の再現性、標準化を全てワンタッチで操作可能
・低被ばくといった臨床的なメリットのみならず、ワークフローの簡素化により検査効率の向上にも貢献