2023.11.10

市販の胸部X線AIはまだ人間に及ばない

カテゴリ

呼吸器疾患
原文タイトル

Commercially Available Chest Radiograph AI Tools for Detecting Airspace Disease, Pneumothorax, and Pleural Effusion
ジャーナル名

Radiology
年巻号ページ番号

2023 September, Radiology 308: e231236
著者

Louis Lind Plesner
所属

Department of Radiology, Herlev and Gentofte Hospital, Borgmester Ib, Juuls vej 1 Herlev, Copenhagen 2730, Denmark; Faculty of Health Sciences, University of Copenhagen, Copenhagen, Denmark; Radiological Artificial Intelligence Testcenter, RAIT.dk, Capital Region of Denmark

背景

X線画像の読影を支援するAIツールは、2018年に最初の製品がアメリカFDAの承認を受けて以来、さまざまな目的に特化した製品が数多く市販されている。
デンマークHerlev and Gentofte HospitalのLind Plesnerらは、2020年1月に同国4施設で胸部X線撮影を受けた成人の連続患者（n=2,040）を対象とした後向研究を行い、気腔疾患、気胸、胸水の検出に関する4つの市販AIツールの診断精度を、人間の専門医（最大3名の合議）の診断を参照標準として評価した。
対象となったツールは、Annalize Enterprise CXR（ver. 2.2）、SmartUrences（version 1.24）、ChestEye（version 2.6）、AI-Rad Companion（version 10）であった。

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