小児の心臓CT検査では、心電図同期撮影(ECG撮影)が必須な場合とそうでない場合がある1)。しかし、ECG撮影を行わない場合、心臓の拍動によるモーションアーチファクトにより、形態異常の検出能を低下させ、診断能の低下につながる可能性がある2)。また、撮影に際して患児からの積極的な協力は得られにくい。
撮影時の体動を最小限にするために可能な限り鎮静操作を行って確実な検査を実施することが重要であるが、薬剤により強制的に眠らせる鎮静では、一見自然睡眠と同じように見えても生理学的な状態はまったく異なり、患者の持つ病態によっては呼吸停止、心停止にいたる危険性がある3)。そのため、検査時の鎮静時間を最小限に抑える必要がある。
そこで当院は大動脈病変や肺動脈狭窄症、動脈管開存症のようなECG撮影が必須でない症例に対してECG撮影よりも検査時間が短く、被ばく線量が低減可能な「ECGシミュレーションモード」を用いた非同期のCardiac Axial撮影(simulated ECG撮影)を行っている。
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2026.07.24
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