株式会社フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は、 「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、 健康な生活、 予防、 診断、 治療、 ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、 すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指している。
新型コロナウィルス感染症の拡大に伴い、ベッドサイドで簡易に行えるポイントオブケア超音波(POCUS)のニーズが高まっている。
フィリップスは、2020年6月に販売開始した「Lumify」に、新たに肺エコーの診断をサポートするソフトウェアを搭載し、6月7日(月)より販売を開始する。
「Lumify」は高画質な携帯型超音波診断装置として、災害や救急医療などで早いアクセスが望まれるプライマリケアから、麻酔や整形など広範囲の診断を必要とするポイントオブケア、さらに往診や在宅医療など、さまざまな医療シーンで活用されている。
「Lumify」は感染対策を考慮したデバイスを採用し、リアルタイムの画像共有機能の「Reacts※」を使用することでベッドサイドでの検査をサポートしてきた。
これまで以上にベッドサイド診療のニーズに対応するため、新たに肺エコーの診断で必要となるB-Lineのカウントをリアルタイムに行うことができるソフトウェアを搭載した。
デバイスはAndroidベースで設計されているので、スマートフォンと同じような操作が行える。また、トランスジューサは検査領域に合わせて3種類から選択でき、1台でほぼ全身の検査に対応できる。
肺炎などで発生するB-Lineをリアルタイムにカウントし、肺のセグメントごとにB-Lineの発生頻度をグラフィカルに表示することができる。病変の拡がりを視覚的に把握することができ、ベッドサイドで経時的な評価を行うことができる。
「Reacts」はリアルタイムに撮像している画像などを遠隔地にて情報共有する機能である。共有できる情報としては、「Lumify」で撮像している画像、デバイスに搭載したカメラによる映像および音声、これに加えて各医療スタッフ間のデバイスで操作するポインターである。
この機能は超音波診断のさらなる手技の向上のためのコミュニケーションや診断のサポートとして役立つ。
デバイスとトランスジューサはイソプロピルアルコールの拭き取り清掃に対応している。また、デバイスはすべてタッチパネルで操作可能ですので、簡単に清掃が行える。
※ReactsはRemote Education, Augmented Communication, Training and Supervisionの略。別途、INNOVATIVE IMAGING TECHNOLOGIES INC.社との契約が必要である。本技術の提供には、各ユーザによるインターネット環境の構築が必要となる。
関連先リンク:https://www.philips.co.jp/
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