2021.04.07
株式会社フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は、2019年に日本で発売された128スライスマルチスライスCT「Incisive CT」に、新たにAI画像再構成機能とAIカメラを搭載し、画質や検査ワークフローが大きく改善された最上位クラスのX線撮影装置「Incisive CT Premium(インサイシブ CT プレミアム)」を4月7日(水)より販売開始する。
「Incisive CT Premium(インサイシブ CT プレミアム)」は、AI技術をベースとした4つの機能を持つソリューション「Precise Suite(プレサイス・スイート)」を搭載することで、オペレータの経験やスキルに依存せず、検査時間を短縮させ一貫性のある検査結果を提供し、画質向上と被ばく低減の両立を可能にした。
日本国内では医療従事者の長時間労働や人材不足などが大きな課題となっている。フィリップスの「Incisive CT Premium(インサイシブ CT プレミアム)」が医療従事者をサポートするトータルソリューションとして課題解決に貢献する。
128スライスマルチスライスCT「Incisive CT」に、新たにAI技術をベースとしたソリューション「Precise Suite(プレサイス・スイート)」を搭載し、CT検査のワークフローに新たな4つの機能を追加した。
また、Incisive CT専用X線管球 vMRC を完全保証する「Tube for Life ※1」を付属することで、ランニングコストに占める割合が大きいX線管球の交換コストを大幅に縮小することが可能である。
AI 画像再構成機能である。ディープラーニングによるニューラルネットワークを画像再構成プロセスに採用することで、最大80%※2の線量低減、最大85%※2のノイズ低減、最大60%※2の低コントラスト検出能の改善を同時に実現した。
また、日常検査のワークフローに適応する高速画像再構成を実現し、リファレンスプロトコルにおいて1分以内の画像再構成を可能にする。
AIを活用した心臓専用のモーションフリー画像再構成機能である。新たに搭載されたAIベースの高度な補正技術により、心臓の拍動によるブレを補正、画質を大幅に向上させる。
ヘリカル撮影とコンベンショナル撮影どちらにも対応し、あらゆるシチュエーションにおいて診断精度の向上に貢献する。
AIカメラを使用した自動ポジショニング機能である。AIカメラで得られた患者の解剖学的情報を基に、精度を高めた一貫性のあるポジショニングを可能とする。
従来のオペレータによるマニュアル操作と比較して、 ポジショニングに要する時間を23%※2短縮、オペレータ間の一貫性を70%※2向上、さらにポジショニング精度を50%※2向上させる。オペレータの経験やスキルに依存せず、検査時間短縮と一貫性のある精度や正確さを提供する。
自動ニードルガイダンスが搭載された先進インターベンションツールである。ターゲットの深さ、ニードルの角度、ニードルの先端からターゲットまでの距離を自動計測、精度の高い手技をサポートする。
また、ガントリーに搭載されたOnPlanタッチスクリーン上で直感的な画像操作も可能となり、迅速かつ安全性の高い検査を可能にする。
※1フィリップスが定める製品の耐用年数は10年。Tube for Lifeはフィリップスが規定する保守契約を締結いただく必要がある。
※2 従来FBP画像との比較となる。
関連先リンク:https://www.philips.co.jp
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