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2021.03.22

バリアン、最新の適応放射線治療ソリューション ETHOS が薬事承認を取得

  1. Adaptive Radiotherapy(適応放射線治療)
  2. AI(人工知能)
  3. 放射線治療装置
カテゴリ
製造販売承認
情報提供元
株式会社バリアン メディカル システムズ


放射線治療装置および関連システムを取り扱う株式会社バリアン メディカル システムズは、同社の新たなAdaptive Radiotherapy(適応放射線治療)ソリューションを提供するETHOS™ が、厚生労働省より3月18日に製造販売承認を取得した。

ETHOSは、人工知能(AI)を取り入れた適応放射線治療のトータルソリューションであり、これをETHOS therapy - Adaptive Intelligence™と呼ぶ。

放射線治療は多くの場合、数日から数週間にわたって行う。そのなかで、適応放射線治療は、日々変化する患者の解剖学的特徴、腫瘍の位置や形状変化に合わせて最適化し、放射線治療計画を再計画する手法で、近年注目を集めている。

ETHOS による適応放射線治療ソリューションは、その適応放射線治療を、毎回の位置決め画像を用いて、その場でより効率的に実施することができる。

治療時の腫瘍や臓器位置に合わせた照射を行うことで、正常組織への線量を減らし、患者一人ひとりの個別化医療を推進する。

同社 専務執行役員 福島 権一氏は次のように述べた。

「ETHOSは、放射線治療待望の適応放射線治療のソリューションです。従来の適応治療は複雑で時間がかかるため、毎回の照射の都度に行うことは実用的ではありませんでしたが、ETHOSのソリューションにより、患者さまが治療台に寝たままの状態で適応治療ができるようになります。先端技術、AIそして医療者の知見を融合することにより、がん医療、放射線治療に新しい展開をもたらすものです。ETHOSは、“A world without fear of cancer-がんの脅威に負けない世界”というビジョンの実現への大きなステップの一つです。」

ETHOSの効率的なワークフローは、AI を活用した治療計画作成機能とコンツーリング機能によって可能となる。

あらかじめ定義されたテンプレートで医師が治療目標を定義し、この定義に基づいて最初の治療計画が作成される。治療時は患者の解剖学的特徴および腫瘍の形状と臓器位置の変化に適応するように変更される。

ETHOSは、患者さまを治療台に載せたまま、適応放射線治療を提供することができる。

ETHOSでは、マルチモダリティ画像(MR、PET、CT)および毎回の位置決めCBCT 画像を使用する。ETHOS は患者の最新の解剖学的画像を利用することで、医師はより多くの情報に基づいた適応放射線治療を効率的に行うことができる。

このソリューションは、バリアンの最新照射技術がベースとなっており、質を損なうことなく迅速な画像取得と照射が可能となっている。

ETHOS の詳細については、www.varian.com/ja/ETHOS を参照。

※ETHOS 適応放射線治療オンラインプランニングシステム:医療機器承認番号 30300BZX00075000
ETHOS 適応放射線治療マネージメントシステム:医療機器承認番号 30300BZX00076000
Halcyon 医療用リニアック: 医療機器承認番号 22900BZX00367000

関連先リンク:http://www.varian.com/ja

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