2020.12.08
キヤノンメディカルシステムズ株式会社は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の抗原を迅速かつ簡便に検出する抗原定性検査キット「Rapiim SARS-CoV-2-N(ラピーム サーズ コブ ツー エヌ)」の販売を本日より開始する。
Rapiim SARS-CoV-2-Nは、公立大学法人 横浜市立大学との共同研究をもとに開発した。
横浜市立大学が開発したSARS-CoV-2に特異性の高い抗体と、同社が培ったRapiimの高感度検出技術プラットフォームを組み合わせることにより、A型・B型インフルエンザウイルスなど他のウイルスと交差反応することなくSARS-CoV-2を的確に検出するとともに、6.64 pg/mL程度の微量なウイルス抗原をわずか15分で検出することができる。
また、多量のウイルスの場合は4分で検出が可能である。
Rapiim SARS-CoV-2-Nは、専用装置Rapiim Eye 10(2016年11月販売開始)と組み合わせて使用する。
現在、インフルエンザ検査などでRapiim Eye 10を使用中の施設においては、Rapiim Eye 10をアップグレードすることなく、同検査キットが使用可能である。
同社は、CTを始め、X線診断装置、超音波診断装置、新型コロナウイルス迅速遺伝子検出検査や抗原検査を組み合わせ、新型コロナウイルス感染症診断に必要なトータルなソリューションを提供することで、感染拡大防止に取り組まれているすべての医療従事者、関係の皆さまを支援していく。
鼻咽頭ぬぐい液に加え、医療従事者の管理下で患者自身が採取可能な鼻腔ぬぐい液にも対応し、医療従事者への感染リスクを低減可能である。
また、採取後のスワブを検体処理液に浸すことで、SARS-CoV-2のエンベロープが破壊され、SARS-CoV-2は不活化される。
横浜市立大学が開発した抗SARS-CoV-2抗体を採用し、近縁ウイルスであるSARS-CoV、MERS、また、風邪症状を引き起こすヒトコロナウイルスや、A型インフルエンザウイルス(H1N1、H3N2)、B型インフルエンザウイルス、ライノウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど、37種類のウイルスや細菌で交差反応を示さない。これにより、偽陽性の発生リスクを低減させている。
Rapiim独自の高感度検出技術を、インフルエンザウイルス、RSウイルスに続き、SARS-CoV-2に採用し、6.64 pg/mLの抗原※1、203 RNAコピー/テストのウイルス※2を15分で検出する。また、多量のウイルスでは、4分で陽性を判定する。
※1 組み換えSARS-CoV-2抗原
※2 SARS-CoV-2 JPN/TY/WK-521(国立感染症研究所株)
一般的名称:SARSコロナウイルス抗原キット
販売名:SARSコロナウイルス抗原キットRapiim SARS-CoV-2-N PRT-C2N01A
承認番号:30200EZX00083000
保険適用:令和2年5月13日付 保医発0513第1号「検査料の点数の取扱いについて」
・D012 感染症免疫学的検査 SARS-CoV-2抗原検出 600点
令和2年度 診療報酬点数
・D026 検体検査判断料 6.免疫学的検査判断料 144点
Made for Life、Rapiim はキヤノンメディカルシステムズ(株)の商標
関連先リンク:https://jp.medical.canon/
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