2020.11.09
株式会社アルム(以下 アルム)は、アルムが開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」のクラウドプラットフォームを活用したAI診断サポートソリューション「Join AI Connect」の提供を2020年11月に開始した。
「最先端のAI技術を活用しやすくすることで医療の質を高め、医療機関を支援したい」という思いをもとに、世界の最先端を走る医療AI企業がJoinを中心としてスタートする新しいソリューションである。
医療機関へのJoinの導入に伴って構築されたインフラとJoin Cloudの活用により、幅広い医療AIサービスを施設ごとの必要性に応じて、簡単かつ低コストで提供する。
通常、診断補助AIを導入するには、医療情報を収集・解析するためのサーバやセキュリティ機器を施設内に設置する必要がある。
担当部署との調整に時間を要し、医療AIサービスごとに高額な個別契約が必要となるため、費用対効果についての検討が長引くなど、導入へのハードルは低くなかった。
Join AI Connectは、Join導入の際に構築されたセキュアなインフラを利用するため、新たな設備設置などは不要である。
Joinのコミュニケーション機能を活用し、専門的な医学サポートを提供するさまざまな医療AIサービスをすぐに利用できる。
今回アルムは、Join AI Connectにおいて利用できる第1弾目の製品として、エルピクセルが提供する「EIRL」の中でも、脳MRI画像から脳動脈瘤の検出をサポートする「EIRL Brain Aneurysm」*1と、胸部X線画像から肺結節の検出をサポートする「EIRL Chest Nodule」*2を採用した。
Joinが広く活用されている領域である脳神経外科系の疾患や、肺がんなどの呼吸器系疾患における読影時の見落とし防止に寄与することを期待している。
アルムは「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、世界各国の最先端医療AIサービスプロバイダや研究者と協力し合うことで「新しい医療の形」を提案し、さらなる医療の質向上を目指す。
https://www.allm.net/join-ai-connect/
*1 販売名:医用画像解析ソフトウェア EIRL aneurysm、承認番号:30100BZX00142000
*2 販売名:医用画像解析ソフトウェア EIRL X-Ray Lung nodule、承認番号:30200BZX00269000
株式会社アルムが開発・提供する、医療関係者がセキュアな環境でコミュニケーションをとることができるアプリである。
標準搭載されたDICOMビューワで医用画像を閲覧、チャットに共有することで、夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や、救急患者の転院の際の病院間連携・情報共有などに利用されている。
日本ではじめて保険収載されたプログラム医療機器である。
(販売名:汎用画像診断装置用プログラム Join)
「EIRL(エイル)」とは、エルピクセル株式会社が研究・開発するAI画像診断支援技術である。
高度化するモダリティとともに、医療画像診断の作業が膨大化する中、「医師に寄り添う、AI」として、脳MRI、胸部X線などの医療画像情報を解析し、効率的で、正確な診断が出来る環境の提供を目指す。
(1) 医師のダブル/トリプルチェックによって品質が担保された教師データだけを使用
(2) 少量の教師データだけで効率的・高精度に学習する独自技術を活用
(3) 主要な画像診断装置および撮影プロトコールで得られる医用画像に対応
(4) PACSシステムと連携可能
関連先リンク:https://www.allm.net/
E-mail:press@allm.jp
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