2020.09.30
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社は、検査室向けITソリューション「Atellica Process Manager(アテリカ プロセス マネージャ)」の販売を2020年9月30日より開始する。
さまざまな分野で効率を高めることに貢献しているITソリューションは、医療においても読影支援をはじめその活用は進みつつある。
一方で、医療の一部の領域ではITの活用が思うように進まず、作業効率がなかなか改善しない、スタッフの残業が減らないといった課題があることも事実である。
Atellica Process Managerは検体検査室の複数の分析機および搬送システム「Aptio Automation(アプティオ オートメーション)*1」を一元管理するITソリューションで、これらの課題の解決に貢献します。
■Atellica Process Managerの特長
1)搬送ライン全体を一元管理し、分析機*2・搬送システム*3のリモートコントロールでオペレーターを最小限に
検体検査室に複数存在する分析機*2および搬送システム*3と連携し、検体の投入から前処理、測定、結果の報告までの検査工程をモニタリングし、一元管理する。
検査工程に遅れやトラブルが発生した場合、どの検査で停滞しているのか、どこで、どのようなトラブルが発生しているのかを即座に把握することができる。
また分析機*2および搬送システム*3をリモートコントロールすることができ、オペレーターの移動を最小限に抑え生産性の向上に貢献する。
2)コンスタントなTAT*4を提供し、診療前検査をサポート
一元管理された検査工程に対し、検体投入からレポート入手までの目標時間を設定することができる。
目標値を超えそうな場合は事前にアラートを表示し、さらにその検体の処理がどこまで進んでいるのか、履歴をすぐに把握することができる。コンスタントなTATを提供し、検査後に実施される診療も予定通り進められるようサポートします。
3)オンボード試薬・消耗品の在庫マネジメントでダウンタイムを最小限に
同社製分析機に装填された試薬・消耗品の在庫状況をモニタリングし、補充や交換のタイミングが近づくと段階的にアラートを表示する。
従来は試薬や消耗品が完全になくなると補充するために測定を中断する必要があったが、補充のタイミングを予測できるため、測定に影響の少ない時間を選んで、試薬・消耗品を補充・交換することができる。
4)膨大な検体検査室のデータをデジタル化し、検査室の運営改善に貢献
単位時間の検査件数や分析機の稼働状況など、これまで分析機ごとに時間をかけて集計していたさまざまなデータを、簡単にリアルタイムに集約し表示する。
分析機の更新、統合、増設などの設備管理やスタッフの配置を検討する際のエビデンスとして活用できる。
*1 Aptio 遠心分離モジュール(届出番号:13B1X10041000034)を含む。
*2 当社製以外の分析機は、分析機の機能に依存。
*3 当社検体搬送システム Aptio Automationを指す。
*4 検体投入から診療科へのレポート提出までの時間(TAT= Turn Around Time)
<本製品に関する情報は製品ページ>
https://www.siemens-healthineers.com/jp/diagnostics-it/atellica-diagnostics-it/atellica-process-manager
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスは、JACLaS EXPO 2020の開催中止をうけ、同社ウェブサイト内に2020年10月1日から10月31日までバーチャルブースを開設し、Atellica Process Managerを含む数多くの製品やサービスを紹介する。
https://www.siemens-healthineers.com/jp/news-and-events/conferences-events-new/jaclas-expo2020
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