2020.08.07
株式会社フィリップス・ジャパン(以下 フィリップス)は、日本の医療環境のニーズに対応できるよう、新型1.5T(テスラ) MR装置(磁気共鳴画像装置)「Ingenia 1.5T Evolution」の販売を開始する。
Ingenia 1.5T Evolutioは、検査環境を患者中心に改善する新たな機能である“SmartWorkflow”(スマートワークフロー)ソリューションを搭載する。
SmartWorkflowソリューションは、「患者に不安を与えないガイド機能、AIが実現する高い検査精度、効率化されたワークフロー」のコンセプトに基づき、MR検査全体に一貫性をもたせ、患者が望む医療サービスの向上とオペレータの負担低減の両立を図ることで、年々増加するMR検査に求められる生産性ならびに効率性を高める。
また、静磁場均一性が高く、直線性の高いグラディエントシステムにより、精度の高いMR検査を提供する。
さらに、高速撮像技術である“Compressed SENSE”との組み合わせにより、最大50%※1以上の撮像時間の短縮を実現するとともに、同じ撮像時間で今まで以上の高空間分解能化を図ることが可能となる。
フィリップスの新しいポートフォリオとして登場したIngenia 1.5T Evolutionは、ルーチン検査はもちろん臨床研究などあらゆるニーズに対し、一貫して高いクオリティの検査を提供することで確信の持てる診断に貢献する。
■Ingenia 1.5T Evolutionの特長
1)患者を中心とした検査環境への改善
SmartWorkflowソリューションは患者中心の効率化された検査環境を提供する。
タッチレス呼吸同期システム、自動センタリング、患者に安心感を与えるガイダンス機能、自動化された撮影オペレーションを代表とするワークフロー改善機能、寝台上の快適性を改善する「ComfortPlus Mattress(コンフォートプラスマットレス)」などにより、不安や苦痛といった患者が受ける検査中のさまざまなストレスから解放し、一貫性の高い検査を可能とする。
2)高いパフォーマンスのMR検査を実現
Imgenia 1.5T Evolutionは高い静磁場均一性、高い静磁場安定性0.001ppm/hour※2ならびに傾斜磁場直線性1.4%(50cmDSV時)を実現しており、最大FOV55cmにおいて歪みなく精度の高いMR検査を可能とする。
また、タッチレス呼吸同期システムである「VitalEye(バイタルアイ)」は、高精細な赤外線システムを用いており、さらに呼吸認識アルゴリズムにAIを使用することで、従来の呼吸センサーよりも精度の高い呼吸同期撮像が可能となる。
3)最大50%以上※1の高速化を実現
最新の高速化技術であるCompressed SENSEは、イメージクオリティを損なうことなく最大50%の撮像時間短縮※1を図ることが可能である。
また、撮像時間を延長せずに60%の空間分解能向上※1を図ることもでき、限られた検査時間の中で確信度の高い画像診断を行うためのさまざまなニーズに対応することができる。
頭部、腹部、整形、心臓領域における解剖情報を得るための2D、3D撮像およびダイナミック撮像など、ルーチン検査での幅広いニーズに対しシームレスな対応を実現する。
※1 Compressed SENSEなしのフィリップススキャンと比較した場合
※2 1時間あたりの静磁場安定性
関連先リンク:https://www.philips.co.jp/
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