2026.07.27
株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、 代表取締役社長:安部 美佐子、 以下 フィリップス)は、2026年7月14日(火)に、フィリップス・ジャパン麻布台本社にて、7月に日本で提供を開始した最新ソリューション「SmartIQ Technology」*のプレス向けセミナーを開催した。
高齢化に伴う心血管疾患の増加や医療現場の負荷拡大が続く中、患者負担の少ない「カテーテル治療」への注目が高まっている。一方で、治療は年々複雑化しており、患者への負担をできるだけ抑えながら、医師がより正確に治療を行えるよう支援する画像技術への期待も高まっている。
本セミナーでは、フィリップスによる画像ガイド治療領域の取り組みや、「SmartIQ Technology」の製品概要を紹介するとともに、京都桂病院 心臓血管センター 中村茂先生をお招きし、循環器治療における臨床現場の課題や最新動向についてご講演いただいた。
*本製品については、2026年7月14日(火)に配信したニュースリリース(心臓カテーテル治療における高画質と患者負担の軽減を追求したイメージングテクノロジー「SmartIQ Technology」を販売開始)にて発表している。
セミナーの冒頭では、株式会社フィリップス・ジャパン 代表取締役社長 安部美佐子氏が開会の挨拶を行い、フィリップスの歴史やヘルステクノロジー企業としての取り組みについて紹介した。続いて、Business Leader IGT Japan Imramsjah Martijn J. van der Bomより、日本の医療現場が抱える課題を踏まえ、低侵襲治療を支えるフィリップスの画像ガイド治療領域の取り組みについて説明した。
続いて、IGT Modality Sales Specialist 土井優太氏より、7月に日本で提供を開始した「SmartIQ Technology」の製品概要について紹介した。
高齢化に伴い心不全患者の増加が見込まれ、「心不全パンデミック」とも呼ばれる状況が懸念される中、心臓カテーテル治療の手術数はさらに増加する。医師はX線画像を見ながら細い管(カテーテル)や治療器具を操作するため、画像の見やすさが治療の安全性や精度に大きく影響する。一方で、患者への負担を軽減するためには、放射線による被ばくや造影剤の使用量をできるだけ抑えることも重要である。
SmartIQ Technology」は、こうした課題に対応するために開発された画像処理技術である。Content-Aware imaging algorithmにより、ターゲットとなる血管の画像と背景のノイズを分け、血管の画像のみを精緻化する。ノイズを排除しつつ、治療に必要な情報のみを強調することで、高画質を追求し低侵襲治療の支援を目指す。また、画像処理済み画像とオリジナル画像を継続的に比較することで臨床情報の整合性を維持するよう設計されており、治療に必要な情報をより正確に表示する。これにより、患者さんや手技者の負担を大きく低減することをサポートする。
最後に、京都桂病院 心臓血管センター 中村茂先生より、「循環器治療における臨床現場の課題と最新動向」をテーマにご講演いただいた。
中村先生は、心臓カテーテル治療では、患者への放射線被ばくや造影剤による腎臓への負担を抑えながら、診断や治療に必要な画質を確保することが重要であると説明した。
講演では、SmartIQ Technology導入前後に同一患者を同様の条件で撮影した事例を紹介し、:冠動脈造影において従来のプロトコルから50%低線量に設定されたSmartIQでの画像においてもSmartIQの画質がよかったと報告があった※1。また、造影剤を50%に希釈した画像でも、血管の狭窄の評価に必要な画質が得られたとして、特に糖尿病患者や低腎機能患者への活用に期待を示した。
[参考文献]
※1 Journal of the Society for Cardiovascular Angiography & Interventions Volume 5, Issue 6, June 2026, 105343
■日時:2026年7月14日(火)14:00~15:00
■会場:フィリップス・ジャパン 麻布台本社
(東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JP タワー15 階)
■登壇者:
・京都桂病院 心臓血管センター 中村茂先生
・株式会社フィリップス ・ジャパンBusiness Leader IGT Japan Imramsjah Martijn J. van der Bom, PhD
・株式会社フィリップス・ジャパン IGT Modality Sales Specialist 土井 優太氏
販売名:血管造影X線診断装置 Azurion
医療機器認証番号:228ACBZX00012000
管理医療機器/設置管理医療機器/特定保守管理医療機器
株式会社フィリップス・ジャパンは、ロイヤル フィリップスの日本法人として1953年に創業し、医療機器の開発・提供をはじめとするヘルスケアテクノロジーのリーディングカンパニーとして、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指している。主な事業領域は、画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、睡眠・呼吸治療、医療機器および電動シェーバーや電動歯ブラシなどのパーソナルヘルスと多岐に渡る。超高齢化が進む日本の医療・健康課題の解決に貢献し、人々のより良い健康と生活の向上を目指している。
日本の従業員数は約2,000人、約70拠点でビジネスを展開している。(https://www.philips.co.jp)
ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、革新的な技術を通じ、人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現を目指す、ヘルステクノロジーのリーディングカンパニーである。
フィリップスの革新的技術は人々を中心に設計されている。先進的技術と医療従事者および消費者のインサイトを活用し、消費者にはパーソナルヘルスソリューションを、医療従事者とその患者様には病院や家庭でのプロフェッショナルヘルスソリューションを提供している。
オランダに本社を置く同社は、画像診断、超音波診断、イメージガイド下治療、生体情報モニタ、ヘルスインフォマティクス、およびパーソナルヘルスの分野で世界をリードしている。フィリップスの2025年の売上高は180億ユーロ、全世界に約64,800人の従業員を擁し、世界100か国以上でビジネスを展開している。フィリップスに関するニュースはこちらを参照。(http://www.philips.com/newscenter/)

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