慶應義塾大学病院、中部電力株式会社(以下 中部電力)、メディカルデータカード株式会社(以下 メディカルデータカード社)は、6月23日より慶應義塾大学病院産科外来において、遠隔妊婦健診および健診を支援するシステムの運用を共同で開始した。
本取り組みでは、妊婦の同意のもと、メディカルデータカード社のアプリ「MeDaCa」を活用する。
医師と妊婦のビデオ通話による診察や、検査結果・処方箋控えデータなどをオンラインでアプリに送信すことに加え、さらに中部電力のデータプラットフォームを活用し、妊婦が自宅で計測した血圧や体重データを医師が診察の際に確認する。
分娩および妊婦健診は、新型コロナウイルスが蔓延していても先に延ばすことができない。
妊婦は、遠隔妊婦健診を受けることで通院による感染リスクや身体的・精神的負担を軽減することができる。
また、在宅時の血圧・体重データを活用し、対面と同様のきめ細やかな診療を自宅で安心して受けることができる。
慶應義塾大学病院は、内閣府より戦略的イノベーション創造プログラム「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」の研究開発事業を受託している。
その一環として、在宅患者の見守りや遠隔診療支援、コミュニティヘルスケアサポートについて、中部電力と共同で研究を進めており、本取り組みはその成果の一つである。
慶應義塾大学病院は、本取り組みへの移行を順次進めていく。将来的には、スマートフォンを用いて、定期的な妊婦健診は可能な限り遠隔で実施したいと考えている。
三者は、今後も、AI・IoT技術などを用いて、医師がより正確な診断を行うための支援や、医師と患者のコミュニケーションサポートなど、人々が健康的でより良い医療サービスを享受できるようなサービスの開発に努めていく。
※本取り組みは、慶應義塾大学病院が内閣府より受託している戦略的イノベーション創造プログラム「AI(人工知能)ホスピタルによる高度診断・治療システム」研究開発事業の支援によって行われた。
関連先リンク:http://www.obgy.med.keio.ac.jp/index.php
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