今年も11/30~12/4、シカゴで北米放射線学会(RSNA)が開催される。学会に参加される方は、準備に追われていることだろう。そんな方々にご提案がある。参加された記録を小誌に残してみてはいかがだろうか?
小誌26年2月号では“RSNA2025印象記”を特集として掲載する予定である。RSNA2025にご参加され、印象記のご執筆にご協力いただける方がいましたら、medical@eizojoho.co.jpまでご連絡いただきたい。
シカゴには放射線に関わる多くの先生方が訪れており、それだけに多くの物語が生まれている。
シカゴ大学名誉教授でいらっしゃる土井邦雄先生。斯界でこの先生をご存じない方はいないのではと…。その土井先生、3年の予定でシカゴ大学へ出向されたことはあまり知られていない。
土井先生は大日本塗料株式会社の蛍光品事業部研究部に勤務されていた。同社は、増感紙・蛍光板などテレビなどの蛍光体を時間および空間的画像変換系の研究で世界をリードしていた(写真は本誌が創刊した1969年5月号に掲載した「研究室めぐり」から)。
髭を蓄えた男性が土井邦雄先生である。研究と講義の3年間が、シカゴ大学の放射線科の教授になり、世界の放射線医学を牽引し続けるとは、ご本人も想定していなかったかもしれない。
土井先生の書かれた書籍に『シカゴ通信』(発行:日本医学物理学会)がある。医学から離れ、国際会議や家族旅行を通して訪れた世界30以上の国と地域を科学者の視点で綴った旅行記である。
A4判・オールカラー全138頁という仕様で、著者自身が撮影した風景や料理などの写真がふんだんに掲載されており、視覚的にも楽しめる構成となっている。
単なる観光ガイドではなく、自然・文化・歴史を科学的視点から解説しており、名所に加えて一般的にはあまり知られていない史跡や風景も紹介されている。研究者ならではの知的洞察に旅情が溶け合い、世界を多角的に理解する手がかりを与えてくれるのではないだろうか。
問い合わせ
株式会社国際文献社 定期購読事業部
TEL:03-6824-9364 FAX:03-5206-5331
Email:pub-post@bunken.co.jp

2025.12.04
2025.12.03
GEヘルスケア・ジャパン、「Signa甲子園2025」第20回記念大会開催のお知らせ~予選を勝ち抜いた12人のMRI技術者が記念すべき第20回大会で技を競います~
2025.11.27
2025.11.26
シーメンスヘルスケア、放射線治療計画支援機能を追加したフォトンカウンティングCTを発売~高精細・高コントラストな画像と独自のアプリケーションにより、治療計画の精度向上と業務負担の軽減に貢献~
2025.11.21
実践!CTコロノグラフィ(大腸CT)最前線2026」ウェビナーシリーズ開催のお知らせ— 12月に特別公開「エピソード0(無料)」実施予定 —