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2020.07.13

ハイテクインター、病院内の遠隔診察やオペ室モニタリングを実現する「SRT 搭載 4K60P エンコーダ・デコーダ」 発売

  1. エンコーダ/デコーダ
カテゴリ
新製品・新機能
情報提供元
ハイテクインター株式会社

 

ハイテクインター株式会社は、医療現場でも活躍する SRT搭載 4K60P エンコーダ・デコーダ 「TCS-8500」を 2020年6月5日に発売した。昨今、医療現場でもカメラやPCなどの映像信号を IP 化して遠隔地で表示したいという相談を受けている。信号のIP化にはエンコーダ、デコーダが必要であるが、多くの既存製品はフルHD画質までしか対応しておらず、4K画質対応モデルもサイズが大きく、回線エラーが発生しやすいといった問題点があった。

これらの課題やニーズを一挙に解決できる本製品は、4K高画質の滑らかな映像を、10Mbps 以下(最小 32kbps)の低帯域で伝送できることが最大の特長である。SRT(エラー訂正)機能によって安定した映像転送が可能で、手術中の細やかな作業まで鮮明かつスムーズに映像伝送ができる。双方向の音声通話が可能なため、別室でのやり取りもスムーズである。手のひらサイズ、低消費電力(最大 6.5W)で設置も簡単である。

これまでの導入事例としては、病院内において、手術室の様子を遠隔からモニタリングするために使用されている。4Kの高画質映像を270msec以下の低遅延で確認でき、音声の双方向通信も可能なので、オペ室と遠隔地で会話をすることが可能である。

また、新型コロナウイルスの影響で対面による診察をなるべく避けたいという要望から、オンライン診療にも役立ていただくことができる。病院内で患者がいる部屋とは別の部屋(フロア)から遠隔診察が可能である。一般的なオンライン会議システム(Teams や ZOOM など)では、一度クラウド(外部ネットワーク)を経由するため、カルテなどの個人情報を通信に載せることにセキュリティ的に不安があるが、本製品を使用すればクラウドを経由しないため、セキュアな環境を構築することができる。

[製品特長]
・エンコーダ/デコーダ設定切替えが可能
・SRT, ONVIF, RTSP, RTMP, MPEG-TS などに対応
・SRT(Secure Reliable Transport)プロトコル採用のパケットロスリカバリ機能搭載
 -映像の乱れやブロックノイズの発生を防ぎ、なめらかな映像を表示することが可能
 -パケット・ジッタロスが発生した場合も低遅延での映像伝送が可能
・異なるメーカのカメラやレコーダとの組み合わせが可能
・最大 4 ストリームまで同時配信・分割表示が可能
・映像のストリーミングを行うと同時に本体に接続した USB メモリへの録画が可能
・データレート最小 32kbps~設定が可能
 -通信回線の帯域が限られている場所や通信が不安定な環境下で伝送帯域を制限することにより、映像を停止させることなくリアルタイムで映像伝送が可能
・最新の圧縮技術 H.265 に対応
 -従来の H.264 と比べ半分程の伝送帯域で高画質な映像伝送を実現
・AES128.256 暗号化通信に対応
 -米国標準暗号化規格 AES128bit/AES256bit に対応した安全性、高レベルセキュリティを担保
・SDI インタフェイスもコンバータ併用により使用が可能

SRT搭載 4K60P エンコーダ・デコーダ「TCS-8500」

SRT搭載 4K60P エンコーダ・デコーダ
「TCS-8500」

関連先リンク:https://hytec.co.jp/

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