2025.02.26
池上通信機株式会社と一般財団法人NHK財団(以下、NHK財団)とで共同開発した医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」が、2025年2月13日に実施された「8K腹腔鏡映像をローカル5Gを含む回線で伝送し遠隔手術指導を行う臨床試験」*で使用された。
国立研究開発法人国立がん研究センターの中央病院とNHK財団では、日本発の8Kスーパーハイビジョン技術(以下、8K技術)を用いた腹腔鏡手術システムで手術映像をリアルタイムに送受信し、遠隔で手術支援(指導)を行うことが臨床で有用かを確認するため、2024年5月7,8日に有線回線を用いて大腸がん患者さんを対象とした臨床試験を世界に先駆けて実施した。今回の臨床試験では、将来の医療施設の通信インフラとして利用が検討されている「ローカル5Gシステム」を手術施設側および遠隔手術指導側それぞれに新たに導入し、本システムでの手術指導の安全性、有用性と、広帯域伝送を必要とする8K映像伝送での「ローカル5Gシステム」の可用性が評価された。
この臨床試験の中で使用された医療用8K解像度カメラ「MKC-820NP」は、同社のメディカル事業での映像技術とノウハウに加え、放送事業で培った8K技術を基盤とした映像技術、さらにNHK財団のこれまでの8K腹腔鏡カメラ開発および臨床試験の経験と知見の粋を結集させたカメラである。今回使用された「MKC-820NP」は、第1世代機に改良を加えた第2世代機となり、第1世代機と比較して、1/7以下の容積、1/3以下の質量を実現し、市販のスコープホルダーでの利用が可能となった。
本臨床試験で有用性が示された場合には、質の高い遠隔手術支援が実現し、わが国の課題である外科医や高度医療技術の偏在並びに不足の解消に寄与することが期待される。同社においても、臨床試験で得た成果も踏まえて、手術現場での操作性をより向上させるなど、医療用8Kカメラシステムの機能開発を進めていく。
池上通信機は、映像分野での技術開発を通じ、これからも社会に役立つ製品とシステムの開発に取り組んでいく。
*今回の臨床試験の詳細は、一般財団法人NHK財団のホームページを参照。
https://www.nhk-fdn.or.jp/es/news/archive/20250213.pdf
《お問い合わせ先》
●池上通信機株式会社 営業・マーケティング本部 プロモーション室
Tel:03-5748-2216 Fax:03-5748-2200
E-Mail:smprm@ikegami.co.jp
●本プレスリリース担当
プロモーション室 森田
E-Mail:morita-t@ikegami.co.jp

2026.03.02
イヨウガゾウラボ、高度医療・AI投資の“空白領域”に対応、医用画像を少量・迅速に提供する「医用画像 確認プラン」を開始~Beyond AI発のスタートアップ、医用画像による技術検証機会を提供~
2026.02.27
エルピクセル、大腸ポリープ候補を検出し大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp」、検出精度を改善した新モデルを発売
2026.02.27
富士フイルム、3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT Ver7.3」の提供開始 婦人科、泌尿器科領域向けに新規アプリケーションを展開し骨盤外科領域に本格参入
2026.02.27
富士フイルム、検査ワークフローの効率化に貢献 軽量・小型の携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair PLUS」新発売 往診や、電源設備が十分でない医療現場などでのX線検査をサポート
2026.02.27
バイエル、放射性医薬品・抗悪性腫瘍剤「ゾーフィゴⓇ」 、エンザルタミドとの併用で骨転移のある去勢抵抗性前立腺癌患者さんの全生存期間を有意に改善