富士フイルムメディカル株式会社は、5.5インチ画面のスマートフォン型の本体と、ワイヤレスのプローブ(約190 g)で構成され携帯性に優れたワイヤレス超音波画像診断装置「iViz air(アイビズ エアー)」を発売した。富士フイルムの画像処理技術により、携帯性と高画質を両立した超音波画像診断装置を実現した。
今回発売する「iViz air」は、在宅医療の現場で需要の高い高齢者の排泄ケアに向けた機能を搭載。AI技術※を活用して開発した膀胱尿量自動計測機能により、従来は超音波画像を目視することで確認していた膀胱の自動抽出・キャリパーの自動配置を可能にした。これにより、今まで検査者の技術に頼っていた計測の均一化を支援する。
また、発売にあわせて医療従事者向けにiViz air専用サイトをオープンし、ポータブルエコーを用いた診察に関する情報や現場での活用例を紹介している。
さらにiViz airを広く知っていただくための、「iViz air発売記念 iViz airタッチ&トライ+腹部エコースキャン体験会」を2020年1月から全国各地で実施。今後は、医師や看護師に向けた実践的な技術を学ぶ場として、初級者向けの基礎知識から上級者向けの手技情報など、充実したコンテンツを提供する。
同社は、医療現場のニーズを的確に捉え、そのニーズに応える製品を提供し、超音波診断装置の新たな応用分野の開拓を目指すとしている。これにより、医療現場を効率的かつ広域的に支援し、医療の質の向上と、人々の健康の維持増進に貢献する。
※ AI技術のひとつであるディープラーニングを活用して設計した膀胱尿量自動計測機能を搭載。AI技術を活用しているのは膀胱尿量自動計測機能のみである。
関連先リンク:http://fms.fujifilm.co.jp/
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