医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(以下GEヘルスケア)は、産婦人科向け超音波画像診断装置「Volusonシリーズ」のフラッグシップモデル「Voluson Expert 22」に新機能を搭載した新バージョンおよびVoluson Expert 22と共通のプラットフォームを備えた「Voluson Expert 20」を発売する。
日本をはじめとする先進諸国ではライフスタイルの多様化が進み、女性を取り巻く環境も大きな変化を遂げてきた。
女性医療の重要性やニーズも高まるなか、子宮内膜症などの婦人科良性疾患の罹患に長年気付かず望んだタイミングで妊娠ができなかったり、骨盤底障害による腹圧性尿失禁や臓器脱などの問題を抱えながらの生活など、女性のクオリティ・オブ・ライフ低下の要因となる疾患への対応も強く求められるようになってきた。
このような状況を受け、GEヘルスケアでは、女性一人ひとりが、自身の健康に興味を持ち、生き生きと活躍できる社会の実現をより強力に支援するべく、周産期領域に加え、婦人科領域で役立つ製品や機能の開発に注力し始めた。
周産期・産婦人科分野の診療の正確性と効率化を追求するべく、先進の3D/4D機能や産婦人科向け自動化ツール、プローブテクノロジーの開発・製造に20年を超えて注力してきたが、これまでに培ってきたテクノロジーや医療現場での経験、顧客からいただいた意見や要望を取り入れ、婦人科診療向けの機能を拡充したVoluson Expertシリーズ新バージョンの国内における販売を開始する。
本製品を通じて、女性のクオリティ・オブ・ライフに対する課題解決によりフォーカスするべく、経腟プローブの改良と、婦人科良性疾患の一つである子宮筋腫、および骨盤底の評価を支援する自動化ツールを搭載し、外来診療において、より短時間で、早期発見・介入につながる多くの情報の提供を目指す。
Voluson Expert 22では、より膨大な情報を高速処理可能な次世代エンジンを搭載し、ソフトウェア制御されたビームフォーミングを実現している。
同社独自のXDclear技術を搭載した、新しい4D経腟プローブとの組み合わせにより、ペネトレーション、分解能に優れた画像を提供する。
同社の従来プローブよりも42%の軽量化を実現するとともに、視野角、揺動角も広がり、一度に広範囲のボリュームデータの収集が可能となった。経腟超音波検査における、医師、患者双方にとっての時間的、身体的負担を軽減する。
Volusonが長年培ってきた3D技術と、開発へのAI活用により、婦人科超音波検査の効率化に貢献する2つのアプリケーションを搭載した。
1つは、少ないステップで子宮筋腫の立体的位置関係を可視化する機能で、これまで断層像を用いて立体像をイメージしながら実施していた検査を3D画像化することで、簡便に子宮内膜との位置関係や、大きさを把握できるようサポートする(画像①)。
もう1つは、再現性のある骨盤底超音波画像の取得と計測をアシストする機能で、断面の位置合わせをリアルタイムに自動トラッキングして表示し、挙筋裂孔面積等の計測を装置がアシストする。(画像②)
▪問い合わせ
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
https://www.gehealthcare.co.jp/
2025.09.02
2025.08.27
【Ubie株式会社】戸畑共立病院、「ユビー生成AI」活用で月間約400件の診断書作成時間の50%削減を実現~生成AIを活用したコメディカル主導のDXで、人員減でも業務継続が可能に~
2025.08.22
2025.08.19
Smart Opinion、AIで乳がん検診を革新!AI乳がん検診「Smaopi(スマオピ)」開始―医師の診断をAIで支援し、より確実な乳房超音波(エコー)検査を実現―
2025.08.19
富士フイルム、AI技術*1の活用で検査ワークフローの効率化に貢献 手軽に持ち運べる携帯型X線撮影装置の新モデル 新開発~在宅医療のほか、山間部・離島など幅広いシーンで簡便なX線検査をサポート~