キヤノンメディカルシステムズ株式会社は、DR(Digital Radiography)方式のワイヤレスX線デジタル撮影装置CXDIの新モデルとしてCXDI-Pro(シーエックスディーアイ プロ)を8月31日に発売する。
CXDI-Proは、高い基本性能を持ち、経済性にも優れたスタンダードモデルである。シンチレータにはハイエンドモデルで採用している高感度のCsI(ヨウ化セシウム)を採用することでノイズ低減を実現、低線量での撮影が可能である。
新製品では、本体材質にマグネシウム合金を採用。半切サイズ(撮影サイズ350×426mm)のワイヤレスで、本体質量は約2.9kg(バッテリー込み)、防塵防水等級IP55に準拠し、軽量化と堅牢性の両立を実現している。また、本体裏面に深い凹み形状を設け、持ちやすさを向上させている。
さらに、新設計のハードやソフトにより効率の良いワークフローを実現した。キヤノンメディカルシステムズ一般X線撮影装置「RADREXシリーズ」と、X線発生装置通信モジュール※1を組み合わせることで撮影手順が簡略化され、高いスループットの使いやすい一般X線撮影システムとして使用できる。
シンチレータにはハイエンドモデルで採用している高感度のCsI(ヨウ化セシウム)を採用した。ノイズ低減が図れるため、低線量での撮影が可能となり、患者への低侵襲撮影が期待できる。
本体カバーにはマグネシウム合金を採用。落下や曲げ荷重に対する堅牢性を維持しながら、本体質量約2.9kg(バッテリー込み)の軽量化を実現している。
また、ハイエンドモデルと同様に、本体裏面に、指をかける凹み(最深6.8mm)を設け、保持力の高い持ちやすいデザインとした。角や側面のラウンド形状により、平置き時からの持ち上げや患者とベッドの間への挿入がスムーズに行える。
固形異物や水等の侵入に対する保護等級はIP55に準拠。高い防塵性、防水性を備えており、手術室など液体のかかる場所でも使用できる。
新回路設計により、起動時間を4秒以下に短縮(従来約6秒)、撮影サイクルタイムを5秒以下(従来約9秒)に短縮し、検査効率を向上する。さらに回路の省電力化により、内蔵バッテリーによる駆動時間も約6.5時間から10時間以上へと大幅に改善している※2。
※1 オプションソフトウェア
※2 キヤノン株式会社試験基準による
一般的名称:X線平面検出器出力読取式デジタルラジオグラフ
販売名:デジタルラジオグラフィ CXDI-Pro
認証番号:303ABBZX00048000
製造販売業者:キヤノン株式会社
▪問い合わせ
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
https://jp.medical.canon/

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