株式会社JVCケンウッドは、JVCブランドより、医用画像表示モニタの新ラインアップとして、32型800万画素カラー液晶モニタ「CL-R813」を6月下旬より発売する。
近年、医用画像診断の現場では、医用機器の進化・多様化によりCT/MRI/超音波/病理といった医用画像データが取り扱われている。
そのため、多くの医師は机上に複数台の医用モニタを並べて診断しており、各モニタを見比べるなどの視線移動が読影作業の大きな負担となっている。また、机上を複数台のモニタに占有されてしまうことにより、他の作業に支障をきたすケースも多く見受けられる。
今回発売する「CL-R813」は、同社製の医用画像表示モニタでは最大サイズとなる32型のワイドな大画面領域と、800万画素(水平3840×垂直2160)の高解像度表示を実現。
本機の1画面に、高解像度CT/X線透視画像の6枚同時表示や、ビューワ、レポート、AI判定結果などのさまざまなアプリケーション画面の自由なレイアウトを可能とする。また、狭ベゼルの採用と軽量設計により、32型の大画面ながらスリムなデザインも両立。
これまで複数台の医用モニタを要していた画像表示が、本機1台で可能になることで、視線移動の負荷が軽減され、膨大な医用画像データの診断を要する医師の負担軽減や作業効率化、さらに作業スペースの有効活用にも貢献する。
同社は本機を、スペースが限られる個人クリニックから複数台の医用モニタが煩雑化している大規模な病院まで、多種多様かつ複数の医用画像データを大画面で、効率的に読影できるエントリーモデルとして提案する。
同社製医用画像モニタで最大サイズとなる32型のワイドな大画面領域と、800万画素の高解像度を実現したことにより、CT/MRI/超音波/病理などさまざまな画像を1画面に表示することができる。
また、通常のフルHD対応モニタを使用した場合と比較し、高解像度のCT/X線透視画像(1024×1024)であれば、縮退することなく、等倍表示で6枚を同時に表示することが可能。複数台のモニタを見比べる際の視線移動の負荷を軽減し、効率的な読影作業をサポートする。
モニタの縁幅が狭い「狭ベゼル」の採用と軽量設計により、32型の大画面ながらスリムなデザインを実現。机上の作業スペースを有効に活用できるよう、配慮している。
個々のモニタの表示品質を維持・管理するために、キャリブレーション/受入試験※/不変性試験※/DICOM適合性試験などを各種ガイドラインに即して一元的に行う、同社製のアプリケーションソフトウェア「QA Medivisor Agent」(別売)に対応する。
モニタの品質状態が一目でわかる情報表示アイコンなどのユーザビリティに配慮し、直感的な操作が可能なインタフェイスを採用。さらに、各種機能を自動実行するスケジュール設定など、保守にかかる負担を低減するための多彩な機能を搭載している。
※本機には、機能制限版の「QA Medivisor Agent LE」を同梱しています。「受入試験」「不変性試験」を行うには、別売りのキャリブレーションキット「CAL-016」(QA Medivisor Agent ver.1.10以上)が必要になる。
・照度センサ:設置場所の照度に応じたキャリブレーションが行える。
・フロントセンサ:常時画面を監視し、輝度の安定化をすることができる。
・人感センサ:人の動きを検知し、離席時は自動でモニタをパワーセーブ状態にするため消費電力を抑える。
▪製品ページ
https://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/lineup/cl-r813/
・「QA Medivisor Agent」は株式会社JVCケンウッドの商標または登録商標。
・記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標。
▪問い合わせ
株式会社JVCケンウッド ヘルスケア事業部
TEL:045-450-1890
https://www.jvc.com/jp/pro/healthcare_sys/
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